確固たる自分を持つ！！

販売力向上講座noteでは、これまで店長などのショップスタッフを育てる人へ向けてさまざまな角度で記事を書いてきました。

スタッフ育成のポイント、トレーニングの方法、店長自身の販売力、お客様との向き合い方…

これらの記事を書いてきた中で「いや、ちょっと待てよ」と思うことがありました。

「そもそも、店を良い状態で運営し優秀な人材を育てるはずの店長自身は、確固たる自分を持てているのだろうか？」

ということです。

店長という仕事は悩みが尽きません。
それはどんな仕事でも同じことなのですが、店舗運営そのものやそこで働く人材を育てる店長という役割には、大きな責任が伴います。

そんな環境で仕事をしていく上では、店やお客様やスタッフと関わる適切な考え方と、やると決めたことをやり抜く覚悟が必要です。

でも普通に働いていて、そんな考え方や覚悟を醸成する機会はなかなかありません。

そこで思い当たったのが、筆者の坂本が昔働いていた職場でやっていたあることでした。

当時23歳前後（だったと思います）の僕が勤めていた会社には、会社全体をまとめるリーダーがいました。

そのリーダーは、社内の有志を集めて『ビジネス塾』を開催していました。

参加者の規定はなく、本人の意思で、マネージャーだろうと店長だろうと一般スタッフだろうと誰でも良い。
「自分が成長したい」と思う人なら、誰でもウェルカムというものでした。

そこで開催されていたのは、メールを通した100本ノック。

日々リーダーから考えさせられるメールが届くのですが、その内容を読んで自分の考えを返信（＝アウトプット）するというものです。

例えば、お客様に関する考え方の話が届けば、その内容を読んでみて自分がどう思ったか、これからどんな行動をしていくかを全員宛に返信していきます。
すると、その内容についてリーダーからフィードバックの返信（これがまた手厳しいことも多いのですが）が届くというものです。

これを100回続けるというわけ。

最初は参加者の誰もが苦戦を強いられます。

そもそも販売員として店に立っているだけで、お客様や店舗運営やその他諸々について本当の意味で深く考える機会を持てていません。
さらに、メールという形でしたが、自分の考えを文字に起こして伝えるという機会もありません。

何もかもが初めてのことなので、まともな文章になるはずもないのです。

僕が最初の返信をした時は、「面接に来る人によくあるレベル」と辛辣な評価を受けました。（笑）

でも、続けていくうちに次第に自分の考え方や、それを言葉にする力が身についていきます。

何よりこれにより、自分の仕事に自信を持つことができ、日々の仕事への向き合い方が大きく変わっていったのです。

こればかりはやったことのある人にしか体験のできないことではありますが、キャリアの違いも年齢の違いも一切関係なく、誰だって成長の機会になり得ます。

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話を戻しますが、「店を運営・人材を育成する上で、店長は本当にブレない確固たる自分を持てているか？」という点において、だったらそんな自分を作ってもらう機会があればいいじゃないかと考えました。

そこで、僕が当時のリーダーにやってもらったことに習って、僕なりのビジネス塾を実施しようかと。

正直言えば、僕自身はまだまだ成長段階に過ぎません。

ですが今関わらせてもらっている仕事では、年間軽く100を超える店舗と関わり、数多くの企業を通して、全国各地の商圏での店舗運営・人材育成に携わらせてもらっています。

これを7年以上に渡ってやってきました。

それまでのキャリアも含めて、店で働くスタッフとして持っておきたい部分についていろんな角度からお話ができればなと思っています。

ちなみにこれまでのコーナーで実施しようかとも思ったのですが、どれにも当てはまらないテーマもあったために、新たに企画化することにしました。

その名も、
『ショップビジネス・マインドフルネス（＝Shop business Mind Fulness）』（長いので、略して『SMF』）です。

ぶっちゃけタイトルは仮置きなのですが、
ショップビジネスについて特に店舗運営や人材育成において考えを深めていただきたいので、『ショップビジネス』という言葉を入れました。

『マインドフルネス』はビジネス界隈もよく耳にしますが、『瞑想』や『リラクゼーション』的な意味合いではなくて、
『ここに心を向け、集中している状態』を指しています。

日々の忙しさに追われて、自身の成長に心を向け集中する状態を作ることは、現代人にとってはかなり難しいことです。
でもそれをやらないことには、成長は見えづらいのも事実。
だったらこれを機にその状態を作ってくださいね、ということです。

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本当は僕が昔やっていたような100本ノックを実践しようかとも思いました。

でもいきなり100本はなかなかのハードルじゃないかと思います。（いや、そんなこと言っていてもしょうがないんですが）

だから、10回を目安にしました。

多くの人が何かをやろうと決めても、すぐに飽きたり怠けたりでやめてしまいます。
「三日、三年、三ヶ月」「三日坊主」などと言われるように、その期間は3日から1週間程度であることが多いです。

どうせならその期間くらいは超えてもらいたい。
そこで自分に自信をつけることも含めて、「やるんだ」と決めていただきたい。
せめてそのくらいの覚悟は持っていただければと思います。

これから10回に渡って僕からテーマに沿った発信をさせていただきます。
あなたはその記事のコメント欄に、自分自身の考えややること（ToDo）などを書き込むだけ。それだけです。

たったそれだけのことですが、いざ始めてみるととても難しく感じるでしょう。

普段情報を受け取るだけで外に出す機会のない人は、たったこれだけのことが本当にできません。

でもその行動こそがあなたを成長させる一歩になります。

僕もこの10回を目一杯書かせてもらいますし、コメントいただいた内容には僕なりのフィードバックを返信します。

ぜひついてきてください。

最後に、改めてやり方を整理します。

ご理解いただけましたでしょうか？

それでは、次の配信からいよいよスタートです！
向上心溢れるあなたのご参加をお待ちしています！！！