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ライブレポ:PET@アークヒルズカフェ

2020年1月24日㈮

2週間前、学位審査後の論文修正を今日には提出すると、主査の先生に連絡していた。昨日の午後、指導医の先生に送ったから添削箇所によっては今日出せるかもと、希望は捨てずに午前中には大学に行って返信を待った。

しかし、午後になっても返信はなかった。とりあえずスピード重視で雑にやったまま送ってしまったのもありさすがに1回でOKもらえる自信はなく、たぶん今日中には間に合わない。提出期限をやぶることになってしまうが、最悪のパターンから逆算した。ここは主査の先生に正直に間に合わないことを伝えて提出を伸ばしてもらうのが、今のところの最善策と考えた。誤りのメールを送って今日のところは帰ることにした。

夜は恒例の、お父さんとライブを聴きにいく予定があった。最近は『リアル・パパ活』と呼んでいる(笑)。

お父さんはかつて音楽プロデューサーをしていたときから村上ポンタさんと交流があり、今ではときどき私も一緒にライブにいく。去年はビルボードライブ東京に八神純子さんのライブをきいた。1か月前、目黒のブルースアレイに上田正樹さんのライブにいったとき、先月お父さんから『これ、いく?』と誘われて、『このメンバーの中塚武さん、わたしずっと前から大好きだよ!絶対行く!』と興奮気味に話した。

中塚武さんを知ったのはまだ新潟にいたころ、『須永辰緒の夜ジャズnet.』のゲストではじめて聴いた。

かっこいい、おしゃれで素敵。ビッグバンドの華やかな音は中学で吹奏楽部に入ってたときから今でもずっと好き。

『冷たい情熱』というタイトルも印象的だった。辻仁成&江國香織の『冷静と情熱のあいだ』を想起させるタイトルは、深い意味を考えずになんとなく良いなと思った。

5年前に東京に来てから中塚武さんの恵比寿Baticaとかのクラブイベントやライブに何度か行ってみようと思ったことはあったけど、結局ひとりで行ってみる勇気がなかったのとここ最近は忙しくて行けずにいた。6,7年ごしにお父さん経由でききにいくのが叶ったのは感激だった。

ライブは六本木一丁目のアークヒルズカフェ。

そういえばここ、4年くらい前に白金高輪でバイトしてたとき帰り道に散歩してたらたどり着いた場所だった。やっぱり東京の街はせまく、色が塗りかなさる場所だと思った。

はじまる前、お父さんと色々頼んで食事を楽しんだ。カフェなのもあり、ごはんが美味しかった。サーモンのサラダ、焼きアスパラ(目玉焼きものってた)、牛肉カレー。やっぱり美味しいものを目の前にして楽しい雰囲気に包まれるとちゃんと食欲がわいた。

ライブ、ほんとかっこよかった。中塚さんのオリジナルも何曲かきけて嬉しかった。

ライブが終わってお父さんと村上ポンタさんに挨拶へ行くと、中塚さんもいらした。はじめて知ってファンになってから7年ごしにお会いできるなんて、東京はすごいし、お父さんに感謝した。お父さんはとてもフレンドリー(たまに心配になるくらい、笑)なので、村上ポンタさんとの世間話に中塚さんも巻き込んだ。そこでポンタさんが、中塚さんの音楽は学ぶところがある、新しいことを自分も取り入れたい、とまじめな感じで語り始めた。お父さんもすかさず、自分もこの年(69)になって去年新しいことをはじめた、と話し乗り、しまいにはふたりで『いくつになっても新しいことをやっていくって大事』みたいな話で意気投合(もともとではあっただろうけど)していた。帰りのタクシーでも、ポンタさんのあんなに大御所であっても新しいことを学んでいこうというのはやっぱりすごい、と感嘆していた。相変わらず、この世代のエネルギッシュさには驚くばかりだった。とにかく、音楽でネルギーをチャージした気持ちになった。

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