この度、「運用設計の教科書」の続編として「運用改善の教科書」を出版する運びとなったのですが、今回も未収録となった文章がけっこう出ました。

私は「とりあえず大量に書いて、あとから刈り込んでいく」という、恐ろしく効率の悪い執筆方法を採用しています。
書き上げた後に「無駄なくスムーズに理解できるように」を意識して文章を整理していくと、ちょっと意味ありげだけどよくよく読むとあんまり関係ない文章は削ぎ落されていきます。

書いてる時の人格と、刈り込んでいる時の人格はまったく異なります。
書いてる時は「こういうウィットに富んだ表現が読みやすくなるだよなぁ」と思って書いても、刈り込む時には「参考書に比喩表現はいらんやろ！ 全部カットや！ アホんだらぁ！」（なぜか関西弁）となって、ザクザクと贅肉を落としていきます。

「教科書」と謳っているので、今回のソリッドな内容に満足はしているのですが、削った中にはコラムとして仕上げれば何とか鑑賞に堪えられそうなものもあります。

削られてしまった文章を成仏させるために、今回も未収録コラムとして公開していきます。合掌。アーメン。

■電子書籍もあとから出ますよ！