銀魂THE FINAL



2021年1月8日公開の

銀魂THE FINAL 

初日に行ってきました。

元々観に行くつもりではあったけれど初日に行くつもりはなかった。

たまたま休みで、他の映画もあったので1日で纏めて観てしまおうと、この日1日3本の映画を見た。

うたプリの時以来だな、1日でこんなに観るの、と思いながら(3本目はうたプリだった)、お昼、中央列ドセンに席を取って観た。

特典が目当てでは全くなかったのだけれど、移動中にTwitterを見ていたら鬼滅イラスト全10種の内容が目に入ってきた。


「義勇さんかっこよすぎないか…?」


そんなこんなで入場して特典を開けてみると実弥だった。

これも格好いいな。

フィルムの方はバラガキだった。

あの最後の手紙のシーン良いよね…


そんなこんなで、席に着いたはいいが私自身、既にヘロヘロだった。

これはどうでもいい話なのだが、新しい靴を下ろしてきたのだけれど皮なのと、タイツしか履いてなかったことで両足の踵が靴擦れしていた。


そんなこんなで本編が始まった。以下、あまり内容のネタバレはしないようにします。


まず、いつものナレーションが違う。何かが違うと確信したのは、スポットを地面から上に、キャラの顔に動かしていくときだった。


銀魂のアニメの地面ってこんなタッチの絵じゃないよな…?


恐らくこの感想はめちゃくちゃマニアックだと思う。

案の定であった。


そこからは今まで幾度となく(一方的に)コラボしてきた某アニメのまま暫く話が続く。


ここのシーンは今までのあらすじを纏めて話してくれているだけなので場所以外は特に重要なところはなかった。

でも個人的にこれはとても有り難かった。


アニメを見返したけれど内容が絡まりすぎていまいち理解できなかった、アニメ終了時から時間が経っていてどこまで進んでいたのか覚えていなかった、等という人にはとてもありがたい、分かりやすい説明だった。若干長いと思うかもしれないが、話の内容的には妥当なのではと思う。あえて漫画の話はしないでおく。

でもこれはあくまで、過去に銀魂に最終章前くらいまで触れていたり、ある程度、なんとなくキャラがわかるという人には、という話だ。

特典目当てだったり友達の付き添いだったりで銀魂に触れたことがない人には難しいかもしれない。今回の映画で重要なキャラはそんなに多くはないけれど、全キャラが出てくるのだ。仕方ない。

まぁでもとりあえず、松下村塾の3人が今どうしてこの状況にいるのか、各々の今までの流れを掴んでいた方がより楽しめるだろう。

戦闘シーンに関しては誰もが楽しめるだろう。敵はわかりやすいので…。


長々と個人的な見解をしてきたが、そろそろ本題の感想に入ろう。


正直こんなに泣くとは思わなかった。


杉田銀時と高杉晋介の関係、杉田銀時と桂小太郎の関係、高杉晋介と桂小太郎の関係。

それぞれの過去の記憶、絆、葛藤、想い。

それぞれの大切なモノ。

重なり合い、ぶつかり、すれ違い、また集い、儚く美しく融け合った。


背負えなかった、たったひとりに押し付けてしまったという後悔と未練を秘めた男は、最後は全てを背負って優しい顔で、優しい声で、美しく散っていき。

過去を、今を、仲間を大切に、変わらないことを祈って恩師の過去と自分の過去を背負ってきた男は、叶わなかった、叶えたかった望みを口にして、未来を変えるためにケリをつけ、今も変わらず笑っている。


最後に口にした言葉には、全てが込められていたような気がした。


護る者と壊す者。

正反対な両者には仲人が付き、いい塩梅を保っていた。


全員が護る者になったとき、新しい未来が開けたと共に、終わりを迎える未来もあった。


美しく最後を飾り付ける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねぇか。


ふと、映画を見た最後にはこのセリフが浮かんだ。


                              Fin.

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