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上野千鶴子と下品と

上野千鶴子さんが東大の入学式で、「女性の翼をもがない」話をしたらしい。全文読んだら、よくこれを入学式で言うたな〜と思ったけど、それも認められての多様性の現れなんでしょう。いろいろと示唆に富んだ内容だった。

私が大学生だった20数年前、確かに自分の大学の男子と隣の女子大の子しか入れないテニスサークルがあった。もうそれはテニスじゃなくて○ニスじゃないの、と、1つ屋根の下のいしだ壱成みたいなことを本気で思ってたが、大体私の通ってる大学なんて大したことないのに男子何イキってんねんと怒りを通り越して悲しくなった覚えがある。いろいろ総合すると、隣の短大の方が格が上だぞ、と。

20年以上も前というと、一昔前をこえてふた昔前、レベルでいうとあすなろ白書、オレじゃだめか?な訳だが、上野さんが話してること、その時代とほとんどかわってないじゃん、である。

私は社会人になるかならない頃に頭を打った。これまで受けてきた教育という平等は、幻想だったのだと。「環境に感謝しなさい」という言葉があったが、まさにそれで、むしろ学生の間までは、女子の方が優秀だと自然に信じ込んでいた。それが就活で失敗して、社会に属してからはなんとなく目立ってはいけないことを覚え(一流の会社はそんなことはないのかもだけど)、そんなこんなで今四十路を迎えているわけだが、その中で私が一貫してブレないこと、それは、下品であることである。

あれ?話の雲行きがやっぱり怪しくなってきたな?

若い時はね、そりゃ言われましたよ。

なんでそんな下品なのか、と。

そんなこと言わなかったら、まだ普通に見れるのに…と。

そんなのはね、くそくらえですよ。そんなやつはね、私の本質なんて全然見えてないんですよ。と、主張すればするほど、私の本質は下品ということになる訳だが、そんなこんなでモテないままこの年までやってきた。私がモテなかったのは、ジェンダーバイアスのせいだ、そう思い込んでやってきた。

ほんとは、結婚しても浮気しまくってうはうはな人生を送りたいんだけど、浮気どころか普通の経験も積まずにやってきて、さらに下品が増しているもはや迷惑BBAなのですが、ただこの年になって楽なのは、

「そんなこと言うのはかわいくないぞ☆」

って大したこともない男から、上から言われなくなったことですね。それだけは、年取ってよかったなと思います。その分、みんな忖度笑いをしてくれてるんでしょうけど。

そんなこんなで、土曜の昼間も1人で暇を持て余してる主婦は、無印カレーで刺激を補充しています。チキンカレー、うまいなあ…





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