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[1-1] 140万年前何してた?

こんにちは。

それでは張り切って「なんやこれ」な論文を読んでいきましょう。
下記のNatureasiaのwebサイトをご覧ください。


【今日の論文】 
考古学:ヨーロッパで最古の人類が存在した年代を決定 | Nature | Nature Portfolio (natureasia.com)


大変ありがたいことにこちらのwebサイトには日本語で論文内容のハイライトが掲載されております。

このnoteにおいては、こちらの要約を木の「幹」として中心に据えつつも、途中途中で調べたこと、論文の本文に踏み込んで詳細を確認したこと、ChatGPTに聞いてみたこと等を「枝」として、放射状に話を展開、また、脱線を大いに楽しみながら木の全体像をとらえるといったイメージで話を運んでいきます。

最後には、この論文が「この世において一体どんな点であるかが立体的に理解できている」そんな状態に私自身や皆さんが至れるようなコンテンツにできればと思います。

ウクライナの考古学的遺跡で見つかった約140万年前のものと推定される遺物が、ヨーロッパにおけるヒト族の存在を示す確実に年代決定された証拠になると報告する論文が、今週、Natureに掲載される。この知見は、ヨーロッパへの最初の人類の到来とその移動方向の解明に役立つ。

考古学:ヨーロッパで最古の人類が存在した年代を決定 | Nature | Nature Portfolio (natureasia.com)

140万年前ってどんくらい前やねん。
140万年前です。はい、わかっています。

自分でも何を言っているのかわかりませんが、皆さんも同じ気持ちではないでしょうか。
そうです、140万年前という数字が大きすぎて実感としての過去を捉えられていない。

例えば「100年前」というと↓
1924年か、、、第一世界大戦が終わって復興に向けてみんな頑張っている時代か
あ、ケマル・アタトゥルクがトルコ共和国を作った年なんだ
へーなるほどなるほど

みたいな感じで、なんとなく時代のイメージがつきますよね

ところがどっこい

「140万年前」ってなんやねん
いわゆる先史時代ですので、歴史を示す情報が言葉や記録として存在しないわけですよね。イメージつくわけがない。

とりあえずChatGPTに聞いてみました


Semi: 140万年前ってどんな時代だった?先史時代だと思うけど頑張って説明してみて

ChatGPT: 約140万年前は地球上で先史時代の一部であり、人類の進化の過程において非常に重要な時期でした。この時代、地球はまだ現代のような姿ではなく、気候や地形、生態系などが現在とは異なっていました。この時代には、古人類(ホモ属)が登場し始めました。例えば、ホモ・エレクトス(直立人)やホモ・ハビリス(器用人)などが現れ、徐々にホモ・サピエンス(現代人)へと進化していく過程が始まりました。地球の気候は、氷河期と間氷期のサイクルによって影響を受けていました。氷河期の間は氷床が拡大し、気温が低下したり、海面が下がったりすることがありました。これにより、生物の分布や生息地が変化しました。人類はこの時代に狩猟採集の生活を送り、簡単な道具を使って生活していました。石器時代が始まり、石を加工して武器や道具を作る技術が発展していきました。また、火の利用も始まり、食事の調理や寒さから身を守るために使われました。140万年前の先史時代は、人類の進化や文化の初期段階を理解する上で重要な時期であり、考古学や古人類学の研究によってその一端が明らかにされています。


さすがChatGPT、頑張ったのかはよくわかりませんが拾える情報がありそうです

どうやら140万年前は人類らしき生物が出現し始めて、道具や技術を使ってヒトっぽい生活を始めたと言われている時期のようです

うん
あれ?

既に140万年前に人類が出現し始めていると言われている、のに、この論文は何を発見したんだ?What's new?

もう一度読みましょう

ウクライナの考古学的遺跡で見つかった約140万年前のものと推定される遺物が、ヨーロッパにおけるヒト族の存在を示す確実に年代決定された証拠になると報告する論文が、今週、Natureに掲載される。この知見は、ヨーロッパへの最初の人類の到来とその移動方向の解明に役立つ。

考古学:ヨーロッパで最古の人類が存在した年代を決定 | Nature | Nature Portfolio (natureasia.com)

140万年前に気を取られて、ウクライナとかヨーロッパを頭からすっ飛ばしておりました。
なるほどヨーロッパのこの時代に人類がいたことを示す証拠が見つかったってのがすごいっぽいな

人類が「いつどこで生まれて、どのように地球に広がっていったか」が大きな問いとしてある、ということでしょうか。続きが楽しみです。

I love a sense of wonder.


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