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活動記録36日目 スタバの隣席で出会った人から出資してもらった話   


これから記すのは昨日起こった予想外の出来事。


一昨日私は、年末という事もあり地元高崎に帰ってきた。

いつもキャンパスや大学の図書館で作業をしていたのだが、あいにく高崎には作業する場所が無い。頼みの市立図書館も年末は休館。

そんなわけで高崎駅のスタバに行った。

年始からの企業・投資家アポを加速させる為にも、本日中にどうしても整理したい事が有った。1日がかりになる。
最近心なしか高崎駅周りに若い人が増えており、昼頃ではあったがスタバも大分混んでいた。8人席の一角に荷物を置き、列に並ぶ。そこで私は、コンセントをさせる席が空いてる事に気づく。レジ前にある為少し狭い。

「よく考えれば、俺のやけにでかくて燃費の悪いPCだと間違いなく1日も持たないな、、、今のうちに移動してしまおう。」

席に座りプラグに充電器を刺そうとしたとき、隣に座られていた女性(60ほどだそう)が机に置ていてた荷物をどかしてくれた。それに軽くお礼を言い、PCを開き作業に取り掛かかる準備をした。

そこから今日の予定はいい意味で狂う事になる。

「お兄ちゃん、パソコンとかできるの? 毎日使ってる?私、最近学び始めたばかりで、ほんと全くわからないのよ」

「毎日使ってますよ。大学生なので、PC必需です。けど、何歳からでも学べると思います。そこに年齢なんて関係ないと思います。学ぶっていいですよね、頑張ってください。(PCでかいから目立って声かけれられたんかな)」

「いや、そうだよね。私看護師やってるんだけど、最近予備校の合宿だったり保育園に帯同しててさ、事務作業とかで使えないと話にならないから始めたのよ、、昨日も塾の合宿で○○行ってきたのよね、、お兄ちゃん大学生なんだね。」

「あ、そうなんですよ、今大学4年で、、、(せっかくだから渡してみようかな)」

ビラを渡す

「今早稲田の4年生で、1浪1留してるので24歳なんですけど」

「お兄ちゃん、回り道してなんぼよ」

「ありがとうございます(笑) 来年からアルゼンチンに行くんですよね。最大の目的はフットボールを通して強くなる事なんですけど、いつか起業したいってのもあって企業・個人スポンサー集めてるんですよ。今年商学部の授業とかを通して、このままいったら日本の未来が危ないかもなって思って。まぁ未来の事なんてわからないんですけどね。気づいてしまったからには見て見ぬふりはできないなと。自分の思考や行動は間違いなく価値があると感じて、こういう活動で資金を調達する事に決めたんですよ。とかいいつつ、結局究極の利己追求なんですけどね。もしよかったらnoteとかで発信してるんで見てください。」

この時は「もし興味持ってくれたらいいな」くらいに思っていた。

「えー、なにこれ。すごいわね。あ、お兄ちゃん早稲田なの!そういえば私の帯同している保育園の経営者が早稲田だったわよたしか。卒業してホテルマンになって、、今は保育園3つ経営してるのよ、、○○保育園の○○さんっていうんだけど、、確か早稲田だったような、、」

「○○保育園の○○さん、、、」

検索をかける

「この人ですか?」

「そうこの人! 今ってネットでなんでもでるのね、、 この方も、日本教育の在り方に疑問を持って、自分で保育園設立したのよ、とても素敵な人なんですよ。にしてもお兄ちゃん凄いわね、今の大学生ってすごいわね」

「いや、流石にこれは珍しいです。たまたま自分がそんな人間だっただけです。でも、早稲田面白い人本当に多いですよ。え、地元は高崎ですか?」

「埼玉の行田なのよ」

「あ、忍城がある所ですよね」

「そうそう。今日は友人に会うためたまたま高崎に来たんだけどね、、友人が具合悪くなって会えなくなっちゃって」

そうなんですね。そういえば、帯同の看護師っていうのはどういった仕事を? 塾の帯同っていうのは、受験生の合宿にですか?」

「いやそうなのよ、○○予備校の合宿で。いや、お兄ちゃんね、この時期皆寝ないで机に座り続けて勉強するでしょう。だから腸にガスがたまりすぎちゃったりね、中には倒れちゃったりする子だっているの。こんな話したらあれだけどね、部屋とかも窓を開けられないようにしたりするのよ。おかしくなっちゃう事だってあるしね、そしてね生徒だけじゃないのよ。若い先生や職員の方も病んじゃう事だってあるのよ・・・」

自分の受験生時に思いをはせる。そうだ、受験ってそういうもんだったよな。

「わかりますよ、自分も受験を経験しているので。にしても、今でも寝ないで勉強なんてやってるところがあるんですか? 何の為の受験なんですかね。まぁ確かに、人間一度くらいリミッターを外す経験はあってもいいと思いますが、、けど、一番大事なのは、自分が受験を望んでいるか否かだと思うんです。受験って、大学進学って、人生を豊かにする手段の1つにしか過ぎないじゃないですか。まぁでも、高校の時なんて、手段がどうとか目的がどうとか、考えられない事の方が多いですし。自分だってそうでしたから。あの時は受験失敗したら人生終了だと思ってましたからね。まぁでも、少なくとも主語は自分でした。自分がやりたいからやってました。別に目的化しちゃっててもいいと思うんです。自分がやりたいか否か、なんですよ。その先にしか見えない物もありますしね。けど、なんか悲しいですよね。自分のつもりでも親の人生になってることもありますしね。

皆将来の為って言いますけど、その将来っていったいいつ来るんですかね。」

「いや本当にそうなのよね。こないだなんてね、調子悪い生徒がいるからって見に行ったら意識が無くてね。班長の人に確認したら30分ずっとこの状態って、、1歩遅かったら亡くなってたのよ。結局ご両親にも本当に感謝されてね。班長さんも血相を変えて、二度とないようにしますって言ってたんですよ、、命より大切な物なんてないですからね。」

「そんな事もあったんですね。実は、今回私がこういった活動をしているのは、そこに少し付随するんです。私はこの先の時代、特に日本では、より”人間らしさ”というものが問われてくると思うんです。AIは間違いなくこのまま進化していきます。少子化もより深刻になっていくし、資源もない。技術力も外国に追いつかれていく。そんな時、大切になってくることは本質を見失わない事、自分で自分の人生を決断する事だと思うんです。感情や意志、自分が何を想うか、益々定性的な領域の重要性が増していくと思うんです。課題自体を自ら創れる人間こそ、”人間”となってくる時代がよりあからさまに来ると思うんです。

だから少しでも、自分の背中を通して、人生を自らデザイン出来る人が増えたらいいなって思って今回の活動を始めたんですよね。いつかはいやでも向きわなきゃいけないですしね。自分の純粋な想いとか欲をもっと大切にしてほしいなって。

大人が自分の本心から逃げ、学びを避け、忖度を繰り返した先に、一番の被害を被るのは自分たちとその下の世代だと思うんですよね。子供。やっぱりたまたま人間に生まれてしまって、でもせっかくなら面白く生きたいと思うんです。けど、普通にこのまま生きていたら、豊かな日本は勿論、平和な日本を保ち続けるのってなかなか難しいと思うんですよね。まぁ、何が起こるかわかりませんし少々大袈裟なんですけど。

にしても、本当飛んだ勘違い野郎ですよね、与えられてばっかの自分が。結局は究極の利己追求でしかないってわかってるんですけど。」


「成果に固執するのと固執させられるのでは全く違いますからね。そもそも”成果”自体虚構ですし・・・」

そこから話は続く。

息子さんが自衛隊に入隊するも、全く合わずに鬱病になった話。けれどそこから海洋専門学校にいって素敵な人に出会い、今は幸せに生きている話。

人生の苦労がたえない姉の話、けれど力強く前を向いて生きているという話。

永井隆の話

これからやりたい事、学びたい事、助けたい人の話。


世代が違う人の話は非常に興味深く、そして学びも多い。

誰しも悩みを抱えている。想いもある。人生は誠に耐えがたい。それと同いじく、誠に尊くて誠に興味深い。そして誠に面白い。


そろそろ帰りましょうとなったのは3時間経った後だった。

そして最後

「お兄ちゃんの未来に懸けるよ。」

そういって5000円手渡しで頂いた。

「え、、、」

「いいのよ。私の方が沢山学ばせてもらった。私の新しいと扉がまた一つ開きました。そしてまたこれから頑張ろうと思えました。こんな偶然あるんだなって。たまたまこの席座って、友人に会えなくなって、でもそのおかげであなたに偶然出会って。これは何かの縁ですよ。期待しているね。」

「わかりました。本当にありがとうございます。必ず闘ってきます。」


帰り際、立ち止まって私は私に問う。

「本当に受け取っていいのだろうか。初対面の人に、何の実力も力もない凡人のこの俺が、いいのだろうか。これは、詐欺ではない、、のか? いや、これは俺の未来に対する対価だ。俺の未来に、生方聖己に価値を感じてもらったその対価だ。価値を決めるのは自分ではない。他者である。その方が、賭けてくれた。私には受け取る資格がある。でも、この価値が本物か偽物か、それを決めるのは他でもない自分なのだ。」


重圧と希望の間から生じる曰く言い難い感情に支配されながら、再び帰路についた。




ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。

前回から新たに5人の方から支援していただきました(今週、高校時代の友人や、イベントで出会った方を始め5人も新たに支援していただけました)
本当にありがとうございます。


改めまして、もし個人協賛していただける方がいらっしゃいましたら以下のフォームから、何卒宜しくお願い致します。

備考欄の所には、最近悩んでいる事を書いていただいても良いです。自分なりの視点からご回答させていただく事も出来ます(毎年この時期になると、数件程インスタやTwitterを通して受験生からの相談が来たりします。)

また、南米に事業拡大を考えていて、現地の生きた情報を求めている企業様などがいらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。学生起業家の方も是非。
SNSアカウントorメール(seinacasillas0817@icloud.com)

インスタやTwitterでの拡散も是非宜しくお願い致します。


本当にありがとうございました。

明日からの発信も、見て頂けたら幸いです。

現在、41人の方に支援していただいております。皆様、本当にありがとうございます。

目標金額まで後73万2千500円

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