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アラサーOLの冷蔵庫の中身改革。

ちょうど昨月あたりから、アラサー乙女の食生活改革が始まった。まずは冷蔵・冷凍庫の中身改革だ。

社会人になってからは忙しさを理由に、コンビニやスーパーの食事、インスタントフード、外食にズブズブと深くお世話になってきた。すると、どうだろう。自分の偏食癖がさらに強まり、生理前のPMSの症状悪化や日頃のメンタルのアップダウン、体型の変化や仕事のパフォーマンスなどが気になり始めてきた。

ちょうど最近、仕事で一区切りついて新しいフェーズに突入することになった。さらに忙しくなることがほぼ確実な未来となったとき、そろそろちゃんと自分の生活と向き合わなければ、という意識が強くなった。

まずは昔に作り置きで作った、冷凍スープやお肉、シーフードミックスたちをいただくことにした。整理していた時に冷凍庫の中で凍った結露が大きくなって氷山の一部のような塊が奥にできていたりした。いかに料理から離れてきていたかを実感した。

そして楽天から無添加キムチ、ぬか床、Harioの水出しボトル、平飼い卵の定期便をオーダーした。

キムチはそのまんまでもおいしいし、炒めてもスープにしても、納豆とかに添えてもいい。万能選手。スバラシイ。

ぬか床は純粋にぬか漬けが好き。昔から「家庭の味」「おふくろの味」というものが提供できる女性に憧れが強く、誰の母でも妻でも、彼女でもない独身アラサーだが、今のうちから始めてみよう、と買ってみた。

水出しボトルは出汁を取る用。疲れたときの味噌汁は具があっても無くても沁みる。味噌は去年仕込んだものがあるので、美味しくいただきたいと思って、だしパックを入れて「味噌解いて温めたら味噌汁がすぐに出来上がる」状態を作った。

卵はおいしい卵かけご飯が心置きなく食べれるように。ゆで卵も大好きなのでちょっとこだわってみようと思った。

元来から丁寧な生活と健康美に対するあこがれが強かった。今でこそ仕事が大好きでずっと働いていたいくらいだけれど、学生時代は総じてバリバリ働くことに憧れを持っているような子ではなかった。煌びやかな贅沢よりも、旬の食材で食事を毎日作って、畑を耕して、カフェでコーヒーを淹れて、家族と団らんできるような生活に強くあこがれていた。

ささやかな幸せを自ら生み出せるように、最適と思えるようなバイト先を選んだ。習い事にも通ったりして知識や経験を身に着けてきた。しかし、就活のタイミングで私は考えを改めた。人生に一度くらい、バリキャリになってみてもいいのでは?と。そして、広告代理店に入社した。

社会人になってからは時間こそ無いけれど、以前以上の金銭的な自由を手に入れた。様々なものに手を出した。しかし、それらは継続する間もなく「消費する行為に付随する快楽」が目的で、本当に必要なものではなかった。自分の心のバランスをとるためにとりあえず手を出していたのかもしれない。どんどん蓄積していく品々。健康においても、見てみないふりしている小さな不調がどんどん大きくなっていった。そしてさらにものを買い足す。手当たり次第に食べてみる。完全な負のスパイラルにはまっていたと思う。

ある日意を決して、心を鬼にしてかつての「素敵な生活をかなえてくれるかもしれないグッズ」や「食べて理想な体型に近づけてくれるかもしれない魔法のインスタントフードやお菓子」を断捨離した。すると心がすごくシンプルになった。

You are what you eat. 
人は食べるものでできている。

負のスパイラルに落ちていった自分を否定することはしない。
それがあったから今、改めて自分の冷蔵庫と冷凍庫を見直すことを始めたのだ。そんな華美なものも、贅沢もいらない。贅沢はたまにあるから贅沢なんだ。必要な栄養素と、地味でも深い味わいのある食事ができたら最高。
冷蔵庫も冷凍庫も、今はスッキリとしていて気持ちがいい。
しいて言うならキムチ臭がちょっと強いくらい。(笑)
追い込みすぎず、心地いい程度に継続していきたいな。

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