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国際女性デー企画「あすを動かす力」@コラッセふくしまにて登壇

福島民友新聞社と読売新聞東北統括本部、福島中央テレビの主催による国際女性デー(3月8日)企画の公開座談会「あすを動かす力」が福島駅前のコラッセふくしまにて開催され、パネリストとして参加しました。(サムネイル画像はお持ち帰りとしていただいたミモザのテーブルフラワー拙iPhone撮影)

登壇者は以下のとおり。
国際女性会議「WAW!(ワウ)2022」有識者会合委員、
クリフ社長
 石山純恵
一般社団法人グロウイングクラウド代表理事 三部香奈
福島県ラグビーフットボール協会理事・女子委員長の坂本幸司先生
・東北大学副学長 大隅典子
MC
福島中央テレビ経営企画部人事担当部長 大野智子
座談会司会
読売新聞東京本社生活部長 小坂佳子

内容は翌日の両紙に速報として掲載されたのち、3月8日の紙面にも詳細が掲載予定です。以下は読売新聞オンライン記事。

今回のテーマは「女性リーダー」だったのですが、石山様、三部様は福島県在住の方で女性起業家です。地域からの目線で日本全体や世界を見渡しておられ、種々の発言に重みがありました。登壇者で唯一男性の坂本先生は高校の先生として女子ラグビーの支援をされておられます。皆さん、熱量の高い方で、多くを学びました。

とくに石山様は地方から首都圏への人口流出の問題として、とくに女性の流出の背景としての周囲の無意識のバイアスについて繰り返し訴えられておられました。東北大学も全国から進学してきますが、学部や修士を終えた後には首都圏に頭脳流出することが一般的。地元での良い就職先を生み出すことができるかどうかは地方創生の大きな課題ですね。

女子ラグビーを教えている坂本先生は、なぜ女子ラグビー人口がもっと増えないのかについて、やはり同様の無意識のバイアスがあると説きます。また、男子生徒に対してお母さんが構いすぎという指摘も。「ラグビー終わった後のドロドロのユニホームは、そのまま持って帰るのではなく、学校で軽く泥を落としてから持ち帰るように」など、男子にも家事参画が当たり前になるような指導をされているとのこと。

三部様はそれを聞いて「耳が痛い。今日も息子の持ち物を私が準備してしまいました……」と言われていましたが、三部様は女性の起業支援を行っておられ、例えば、子育てで仕事から離れてしまった女性のみで構成される会社などを作られ、就労復帰のステップとして活用してもらうなどの取り組みもされているとのこと。「起業」というと「儲ける」ことを考える方が多いかもしれないが、女性は儲かるかどうかではなく、身近な問題を解決して生活しやすくするアイディアを形にすることが多い、とのことでした。

座談会の司会を務められた読売新聞の小坂様は、以前に本学の女性研究者育成支援について、オープンキャンパスの折に取材をして記事にしていただきました。ご自身も会社の中で種々、改善に関わってこられた経験があります。

MCの大野様も、もともとはアナウンサーであったところ、企画部人事担当部長に抜擢され、「まだ女性の部長は2名のみです……」と話されていました。メディアが変わることは社会を変える大きな力になると思います。

以下は9月30日の記念式典に合わせて掲載された読売新聞記事。


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