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秋ドラマの思わぬ伏兵現る!LIVEシーンも見どころの超娯楽作『パリピ孔明』

正直「どんなもんでしょう?」という感じでとりあえず観てみた初回。ずーーっと笑いっぱなしの自分がいました。ひと言、かなり面白かったです!

実はこのところプライベートでいろいろあって、ストレス溜まりまくりの日々が続いていました。

そんな自分の荒んだ心に”笑いの火”を灯してくれたのがドラマ『パリピ孔明』でした(笑)。何気に観ていてストレス解消になりましたねー。

プロデューサーが孔明のキャスティングについて、

「意外性が欲しいと思いました。とはいえ孔明は実在した人物。背が高かったという資料もあるので、知的な雰囲気もありスタイリッシュなイメージを表現できる向井さんがぴったりでした」

Sponichi Annexより

と説明したそうですが「孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生する」という奇想天外な設定がごく自然に受け入れられてしまったのは、あまりにも天才軍師・諸葛孔明のイメージに向井くんがハマっていたからだと思います。声のトーンもしゃべり方もとにかくいい!あの衣装も、違和感なく着こなせる俳優はなかなかいないかもしれません。

「次の人生は、命のやり取りなどない平和な世界に生まれ変わりたいものだ」と死に際に口にした孔明が2023年のハロウィーンの渋谷に転生し、ゾンビやモンスターに仮装している多くの若者たちを目の当たりにして「なるほど…。ここが″地獄″なのですね」と一人納得するシーンは特に大爆笑。″地獄″ね…確かに言い得て妙でした。

スマホそのものを知らないのに、いつの間にか操作方法をマスターして”ぐるなび”で美味しいラーメン屋を見つけていたり、キャッシュレスのレジ操作を完璧にこなしていたり…。どれだけ現代文明への適応能力高いんでしょう!(笑)

カクテルの作り方の本を読んだだけで、次々と見事なシェーカーさばきでカクテルを作り上げていくシーンはおかしくも、ひたすらカッコよかったです。

そんなこんなで実際にはあり得ないことだらけですが、”知的”な孔明ならもしや…と思わされてしまう向井くん独特の雰囲気に妙な説得力があったりします。

これから″最強の軍師(マネージャー)″孔明と二人三脚で歌手を目指す英子役の上白石萌歌が歌う「タイム・トラベル」や「真夜中のドア」。選曲がツボです♪萌歌ちゃんの素直で真っ直ぐな歌声が心地よいです。

孔明を雇ってくれることになったライブハウスのオーナー役の森山未來が「三國志オタク」のいかにも″うさん臭い″感じをぷんぷん漂わせていて、これもまた最高にハマっています。

ミア西表役の菅原小春もダンスがカッコいいのはもちろん、歌もイケてましたね。スーパーアーティスト・前園ケイジ役の関口メンディーが″イロモノ″?としていい味出してくれそう(笑)。

これから英子のライバル的存在としていろんなミュージシャン役のキャストが出てくるようなので、それぞれのLIVEシーンも観ごたえありそうです。音楽ドラマとしても楽しめますね!

英子を成功に導くためにまさに”策士”の孔明が考える″魔法のような作戦″が、これから毎回楽しみになりました。

これは…秋ドラマの思わぬ伏兵現る!と言ったところでしょうか?

夏ドラマは結局何本観たのか自分でも把握しきれていませんが(笑)、この秋ドラマも何本観ることになるのやら…。

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