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『君も博士になれる展』の広告にトレインジャックされていました!

先日仕事帰りに都営新宿線に乗ったところ『君も博士になれる展』の広告が目に留まりました。

……と思ったら車内の広告すべてが“博士ちゃん“がらみで、トレインジャックされていました!

『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』は放送が土曜の19:00くらいからで、土曜も仕事のことが多いのでコンスタントに観ることはありませんでした。

でも、以前noteに書いた「昭和歌謡好きの博士ちゃん」にハマってから(笑)、観られるタイミングがあれば意識的に観るようになりました。

異常なまでの好奇心によって、大人顔負けの知識を身につけた子どもの″博士ちゃん″」とホームページに書いてありますが、番組に出演する“博士ちゃん“たちはまさに「好きこそ物の上手なれ」精神の″象徴“のような存在だなーといつも感じさせられます。

今年のお正月に観た「葛飾北斎博士ちゃん」は本当に感動しました。自分自身が北斎になりたいと思っている“博士ちゃん“が、イギリスやオランダを訪ねる旅の様子が放送されました。

ヨーロッパでは日本から流出した北斎の貴重な作品が数多く存在しているらしく、“博士ちゃん“がその「幻の北斎」を見るために大捜索するという内容でした。

“博士ちゃん“の描く絵は中学生とは思えないほどのハイクオリティーで、街でスケッチをしていると多くの外人の方から声をかけられていました。

「葛飾北斎を知っていますか?」と尋ねればすべての方が「もちろん知ってます」という回答。北斎の絵はヨーロッパの方にも認知されているんですね。

自分の尊敬する大好きな北斎が、海外でもよく知られていることを素直に喜ぶ“博士ちゃん“の純粋な姿にジーンときました。

オランダでは「ライデン国立博物館」の非公開の収蔵庫を特別に見せてもらえることになり、そこには江戸時代に密輸されたという北斎の肉筆画もありました。ヨーロッパ屈指の北斎の研究者にも逢えたり、世界に一枚しかない貴重な作品を見ることもできました。

イギリスではあの「大英博物館」が全面協力で、通常は入ることのできない収蔵庫の撮影も許可してもらっていました。いつかは「大英博物館」に行くのが夢だったという“博士ちゃん“の夢が叶い、世界に一点しかない幻の作品にも出逢えました。

“博士ちゃん“は北斎の研究者たちとも対等に会話を交わし、自分の意見や考えも自分の言葉でしっかり伝えたりと、すでに一人の立派な北斎研究者でしたね。

中学生でここまで一つのことを追求できるというそのパッションは、素晴らしいのひと言でした。

“博士ちゃん“の父親は茶道家、母親は書道家だそうで、日本文化に子供の頃から興味を持つ家庭環境ではあったんですね。でも、ここまでのめり込んでいく意欲は“博士ちゃん“自身の中から生まれ出たものなので、よほど葛飾北斎の絵に魅せられたんでしょうね。

彼以外の“博士ちゃん“たちもみんなそうですが、素直で純粋な子たちが多いんですよね。涙を流して感動したり喜んだり…。

こまっしゃくれて生意気という感じの子たちがいないのはすごいなぁと感じています。ご家族みんなが温かく見守ってくれているような、そんな家庭で育ったからなんでしょうか…。

きっと親御さんが多くを与え過ぎず、我が子の好きなことを自然にやらせてあげたという結果な気もします。

『君も博士になれる展』はどんな内容か興味があるんですが、さすがに大人だけで行っても楽しめない感じですかね(笑)。来場者数は24万人超えらしいです。

たとえば「ねぷた博士ちゃん」は小学生にしてねぷた祭りに絵師としてデビューしたり、「巨大船博士ちゃん」は″南極観測船しらせ″の内部に招待してもらったり…。番組を観てその様子に感動で涙しました。

昨日の放送では床屋さんの「サインポール」にハマった“博士ちゃん“が出演していました。おじいちゃんと一緒に一歳の頃から「サインポール」巡りをしていて、家にも19台も実物が!

福岡から東京に来て、さまざまな「サインポール」を観て大感激の“博士ちゃん“。最後には本人はなぜだか分からないけれど、ポロポロ涙を流していました。“嬉し涙“を初体験したのかもしれませんね。

『博士ちゃん』の番組で夢を叶えた“博士ちゃん“たちはたくさんいます。

AI に仕事を取って代わられるようになっていくであろう時代を生き抜いていくことになる今の子供たち。こうして自分の好きなことやものに対してあくなき″探求心“を忘れずに邁進する子供たちの姿を見ていると、まだまだ日本の未来は明るいと思えます。

ちなみに昨日の回では“昭和レトロ遊具“をスタジオで体験する機会がありました。芦田愛菜ちゃんが、無邪気に″パンダカー″に乗っている姿が似合いすぎてまだまだお子ちゃまだなーと感じるのに(笑)、『さよならマエストロ』ではこの笑顔を封印して可愛げのない響を巧みに演じている…その演技力に改めて脱帽でした。

いつの間にか番組スタートして4年以上になっている『博士ちゃん』。これからもひたむきで元気を与えてくれる、素敵な子供たちをたくさん紹介してほしいと思っています。

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