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ひながたそばにある。

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『千読』のコンテンツ。ひながたの親心に思いを馳せる。『稿本天理教教祖伝』の一文をとりあげ行間を味わう。当時の時代背景や風景を想像し、現代におけるひながたの歩み方を探求。「ひながた… もっと読む
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記事一覧

28与える一方の喜び③

 前回からの続き。教祖は、①「信じていない人」に対し、どのように導かれたかを考察して参り…

27.堪忍これが一つの理②

 にをいがけを思案する上で、他ではなく教祖のひながたから学ばせて頂きたい。  前回の序章…

26.にをいがけのひながた①

 心から、お道の教えは素晴らしいと思う。  言葉では表現できないほど、教祖の教えは魅力的…

25.善兵衞様の御決断

 教会長の理のお許しを戴いて、はや半年が経ちます(令和5年7月現在)。  まだまだ分から…

24.喜びの計算式

 長蛇の列ができるお店のラーメンも美味しいけれど、お腹ぺこぺこで食べるカップラーメンも美…

23.阿呆になる

 前回まで、貧に落ちきるひながたの道を「裸になる」というテーマで思案してきました。  そ…

22.物の裸・心の裸

 青年会本部の一月例会で、大亮様のお話に感激した。  基本方針は昨年と同じ。活動目標の一つに「かしもの・かりものを治める」とあり、大亮様は自らの体験を通して、「裸になる」ことの大切さを話された。  私はとても感銘を受け、いま思案しているテーマと共通していると感じた。つまり、貧に落ちきるひながたも、 「裸になる」ということが大切な角目ではないか、と思案するのだ。  そこで今回は、「裸になる」という意味を掘り下げてみたい。やや抽象的な表現なので、もう少し解像度を上げて考

21.貧に落ちきる意味

 今回は、 「貧乏」という言葉について考えてみたい。 「言葉」は、それらが指し示すイメー…

12.おふでさき執筆年代

   今回は、ちょっと変わった視点でおふでさきを眺め、教祖のひながたについて思案してみた…

20.難儀なる者の味

 これから神様のお言葉を頼りに、ひながたの道を思案していきたいと思います。  中でも「お…

19.言葉とお手本

前回、ひながたの道は、人間の常識的な価値観や倫理観で解釈するのではなく、神一条のモノサシ…

12.おふでさき執筆年代

 今回は、ちょっと変わった視点でおふでさきを眺め、教祖のひながたについて思案してみたい。…

3.5 ひのきしん再考

今回は、「ひのきしん」という言葉について考えてみたい。 天理教の信仰者は、ひのきしんとい…

18.神一条のモノサシ

これから数回にわたり、教祖が貧に落ちきられたひながたについて、じっくり思案していきたいと思います。 これは今までも、多くの先生方が考察されてきました。 ・心を落とす(低くする)ひながた。 ・お金や物の執着を取っ払い(欲を忘れて)、親神様一点に凭れ切るひながた。 ・ 低い所へ落ち込み、相手の身になって(難儀な人の気持ちが分かり)、どんな人でも助けられるひながた。 ・おつとめ完成の準備として、屋敷を掃除するひながた。 等々 どれ一つとして、間違っているものはないでしょう。