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2回目の翡翠拾い。翡翠より珍しい石を拾ってしまう

今回は本格的に装備を揃えて望んだ。

ウェーダーを車に詰め込み、ヒスイハンターがよく持っている棒は必須なのだが、事前に作っておくことが出来なかったために当日にダイソーで材料を買って車の中で作ることにした。

ヒスイ棒の材料
・穴の空いたおたま(柄が木で出来ているやつにした)
・柄の長いコロコロ
・ビニールテープ

ヒスイ棒の作り方
コロコロの部分とおたまの柄の木の部分を力ずくで外し、ビニールテープでぐるぐるくくりつけて完成。
長さ調整もできていい感じ。


今回行ってみた海岸は「勝山海岸」。高速を使ったので1時間半くらいで着いた。
今考えると、11時ごろに着いて、そのまま開始して15時すぎまでやっていたのだな、、昼も食べず4時間もやってたのかと、ここ何年も座ってばかりの生活なのに意外と体力あったんだと思った。
そんな時間を感じさせないくらい夢中になっていたのかと、次の日になって驚いている。

前回はすべての石が翡翠に見えていたが、今回はネットで前回拾った石を永遠と見比べたり、ブログやYouTubeを沢山見ていたため、ある程度の目が出来ていたんだろう。「これは翡翠かもしれない」の回数が減ったことで、似たような石を眺めていることにちょっとしたキツさを感じてしまっていた。そしてウェーダーが肩にのしかかって痛みを感じる。

そんなキツさは、灰色翡翠のような石のを拾ってから全く無くなくなるのだった。

その石がこれ。

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いま思うと全く翡翠ではないのだけど、拾ったときは、結晶でキラキラしてるし、重いし、なんか筋入ってるし、ちょっと緑が入っている気がするし、ネットで見ていた翡翠と似ていたために確信していた。

これが「結晶片岩」と鑑定されたときびっくりしてしまった。そして、なんか恥ずかしくなってしまった。いい大人がなにを恥ずかしがってるんだって思ったら情けなくなる一日だった。

でもこの石のおかげでテンションが回復し、肩の痛みも感じず、その後はずっと軽快に探すことが出来た。


その後は翡翠らしきものはとくに見つからず、違うけどまあいいかと思ってポッケに詰めた石たちがこちら。

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鑑定してもらったのは3つで、一つはさっきの結晶片岩。この写真では「右真ん中」。
もう一つが、「右下」にある黒と黄色っぽい石。これはなんか凄く黄色かったから鑑定してもらったら蛇紋岩でした。

そして3つめが、「左上」のちょっと青い石。
この石、翡翠よりレアということらしい。「苦土リーベック閃石曹長岩」。

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この石だけでも珍しいらしいのだが、さらに、この石の中に、「奴奈川石」「青海石」という糸魚川でしか取れないという鉱物や、「ベニト石」が入ってれば、なおさらに珍しいらしい。
この青い部分は「糸魚川石」?「ベニト石」というのは調べるともっと水色っぽいが、探せばあったりするんだろうか。発光するらしいから紫外線ライト買ってみようかな。

カメラで寄ってみる。マクロレンズを持っていてよかった。

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もう少し拡大。

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このところどころ黄色いところが「奴奈川石」だろうか。
「青海石」は繊維状とのことだけど、色味的には中央の茶色が近い気がする。ネットで画像を調べただけだからよく分からない。

ということで2回目は、翡翠は見つからず、翡翠より貴重な石を見つけてしまったということでした。

そして鑑定してもらったのは以上の3つなんですが、ひとつ、よく見てみるとなんだろう?って石があった。

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白と緑で分かれている石。どちらもカッターで傷つかないので、硬度はあるらしい。白い部分は大きめの結晶がキラキラしている。
緑の部分は、青みのある濃い緑色。たぶん石英なんじゃないかと思う。白い部分はキラキラしているから石英ではない気がする。よく分からない石。

綺麗なキツネ石だなと思って拾ったんだけど、意外とよく分からない石だった。

これは次行くとき鑑定してもらおう。


今回悩まされ学んだのは、「結晶と硬度」だった。
翡翠のキラキラが拾ったことがないからよく分からない。

まさか翡翠より先にレアな石を拾うとは。
拾えたことは嬉しいけど、こういう定まった価値よりも、定まっていない自分だけが測る価値を翡翠や価値の無さそうなモノに求めたいね。いい翡翠といい人なんかを拾えないだろうか。


マガジンにしました。




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