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ADLってなに? ADL(日常生活動作)の症状や予防方法を知ろう

ADL(Activities of Daily Living)は、私たちの日常をスムーズに動かす基本的な動作、例えば食事の摂取や洗面、入浴といった動作を指します。これらの動作は、運動能力や認知能力に密接にリンクしており、また精神的健康や社会的環境とも相互に影響を及ぼしあっています。したがって、これらいずれかの要素が衰えると、ADLの実行も妨げられる可能性が生じます。


身体機能の低下


立ち上がり、歩行、バランス保持などに障害をもたらし、日常のアクティビティにおいても、例えば食事や着替えといった動作が困難となりえます。一方で、認知機能の衰えは、記憶やコミュニケーション能力の低下を引き起こし、名前を思い出すことや料理の手順、また適切な衣服の選択といったタスクに課題を生むことがあります。

なお、ADLの全体像を把握する際、基本的な日常活動だけでなく、買い物や料理といった、より高度な活動であるIADL(Instrumental Activities of Daily Living)も考慮に入れることが必要です。

では、ADLの低下にどのように対処し、予防するべきでしょうか?


まず、様々な病状や要因がADLの低下を引き起こす可能性があることを認識し、それぞれのシチュエーションに応じた適切な介入やサポートが求められます。たとえば、パーキンソン病や脳血管障害、また薬物の副作用などは、特定の介入や治療を必要とします。




リハビリテーション


物理療法、作業療法、言語療法など、個別のニーズに合わせて計画され、体力の回復、スキルの再獲得をサポートします。そして、家の改修や福祉用具の導入、社会サービスへのアクセスも、ADLのサポートに繋がる要素です。




予防


日常生活そのものが実は大きなカギを握っています。定期的な運動、バランスの取れた食事、そしてコミュニケーションや社会参加は、身体と心、そして認知機能を活発に保ち、活動的な日々をサポートします。


総じて、これらすべての要素が組み合わさることで、高齢者一人ひとりが可能な限り自立した生活を送るサポートとなり、その質を高めるものとなります。それぞれの個別のニーズを把握し、多角的なアプローチでサポートすることが、ADLの低下とその予防の鍵となります。

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