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💉[健康オタク] ピロリ菌 セルフチェック

✅胃がんの原因となるピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori)とは、ヒトなどの胃に生息するらせん型のグラム陰性微好気性細菌である。単にピロリ菌と呼ばれます。

✅ピロリ菌の症状

ピロリ菌に感染すると「胃炎」が起こりますが、ほとんどの方は自覚症状を感じません。
胃の病気になってから、胃もたれ・胸やけ・吐き気・空腹時の胃痛・食後の腹痛・食欲不振などの不快症状を感じるようになります。
ほかにも、のどの違和感(詰まる感じ、イガイガする)、声が枯れるなど食道以外の症状も現れることがあります。

✅ピロリ菌の検査

体内にピロリ菌がいるかどうかについては、年一回の健診の際、オプション追加しましょう。数千円です。血液検査なので時間も取りません。

血液中の抗ピロリ抗体測定法のほか尿素呼気試験を行うこともあります。
尿素呼気試験は吐き出した息を分析し、ピロリ菌がもつウレアーゼという酵素の働きによってつくられる二酸化炭素の量を調べます。
内視鏡で生検した場合には、組織鏡検法で胃粘膜の組織標本に特殊な染色をし、顕微鏡でピロリ菌がいるかどうかを調べます。

✅ピロリ菌の処置

ピロリ菌は一度感染してしまうと薬で除菌しない限り自然治癒はしません。

各種検査でピロリ菌の陽性と判定された場合、抗生物質を服用してピロリ菌の除菌治療を行います。
具体的には、胃酸抑制薬と2種類の抗生物質、合わせて3種類の薬を約1週間、医師の指示通りに毎日内服していただきます。
「一次除菌」と呼ばれる除菌治療を行った後は、だいたい2カ月以上経ってからピロリ菌が除菌できているかどうかの検査を行います。
一次除菌をきちんと行えば、80~90%の高い確率でピロリ菌は除去することができます。
ピロリ菌の除菌治療を行うことで、胃がんの発生リスクを低下させることができます。

最後に

私もピロリ菌保持者でした。38才のとき除去しました。
除去するまで胃が痛くなることが頻繁にありましたが、除去後(20年以上経つ今でも)まったく胃痛というものを経験していません。
食べ過ぎは別です。ストレスなどで胃が痛む方はぜひ検査を受けてください。そして、飲み薬で除去できますので、さっさとピロリ菌を退治してしまいましょう。びっくりするくらい快調になりますよ。

シニアの達人





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