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アートで自信をなくすこと、自信がつくこと。

アートで自信をなくすこと、自信がつくこと。
就労支援の講座で起こったことです。
僕が指導をしている就労支援の講座は、デザイナー養成を担当をしています。
元々、絵心がなく、単に次に就職するのはデザインの世界でと思っている方です。
一般的にデザインの講座といえばパソコンのイラストレーター、フォトショップを駆使して作品を仕上げるのが主流です。
僕は、それは、デザインではなくアプリケーションによるオペレーターだと言っています。
何故なら、手描きをしないで素材の良さを観る力が付かないし、他のデザイナーが仕上げた作品の良さを見抜くこともできないからです。
そのためこの就労支援の講座を受けるため入会してからは、手描きで創作的な作品を作ります。
それがある程度できると確認した上で次のステップ、コラージュをします。
コラージュをするためにまず素材選びから始まります。
その良い素材を選ぶために、これまで手描きをして来ているので眼は肥えているはずです。
そんな講座を進めている中、ある問題が起こりました。
素材は、素晴らしいものを集めることができたのですが、コラージュとして組むのに苦戦をしいられて自信を失くしてしまったのです。
それで本人と面談をしました。
どうして自信を失くしたのか理由を探りました。
理由は、良い素材を活かせることのできないことからの自信喪失でした。
そこで話し合いながらコラージュの作業をしました。画像がそれです。
特に素晴らしいことはないのですが、仕上がったことで本人は、とても良い笑顔になりました。
達成感を感じられたのです。
それまで、ボソボソと自信なさげに話していたのがはっきりと話しができ、表情も明るくなりました。
このような結果につながるのは、面談の話し合いだけではなく、入会当初から手描きによる創作的な作品作りをしているベースがあるからです。
注)決してパソコン実習は、デザイナー養成に結びつかないと言っている訳ではありません。


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