見出し画像

私みたいなやつがその場の勢いで子供にキラキラネームつけるんだと思った。

大学を卒業して、溢れんばかりの希望と一握りの不安をかかえて田舎から上京してきた私は、東京都外から都内へ通勤することに謎の憧れを抱いていた。
理由はわからないが、都外(特に神奈川)から都内へ通勤することがなんかおしゃれなことだと感じていた。

というか、そもそも電車で通勤・通学するということに憧れがあった。
学生自体は毎日、自転車を1時間半漕いで学校へ通ってたからね。

出身はそもそもがド田舎のイメージしかない県だけど、その県の中でもさらに私の住んでる地域は田舎と呼ばれていた。

悲しき田舎者の食物連鎖の底辺にいた

そして上京した私は、数年間都内の何地区かに住んでひと通り満足すると、
今度はあえて都外に住みたくなった。そして都内に通勤したくなった。

だいたいの人はここらへんでアホらしい考えであることに気づいて立ち止まるのだろう。
しかし私は止まらなかった。

そして私は念願の神奈川県民になる。
しかも横浜市民。そうYOKOHAMAである。

学生時代は、その名前しか聞いたことがなく本当に実在するのかも定かではなかった横浜に住んだ。

しかしその先には地獄が待っていた。

毎朝の満員電車。ホーム先の階段にまで及ぶ電車待ち人の列。
そして超高頻度で遅延する電車。
通勤時間片道1時間半。
とどめの帰宅時の満員電車。

職場が都内にあるけどあえて都外に住むのって、家買うとかで土地の値段とかの問題からよね。

私は一人暮らしの賃貸なので、横浜に住んでしまったら家賃は都内とほとんど変わらない。というか下手したら都内の方が安い地域すらある。

なのでだいたい「どこ住んでるんですか?」みたいな話になったときに
横浜と答えると、「実家ですか?」と聞かれる。

そこまでは、横浜出身のおしゃれボーイとしてみなされかけているのであろう。

しかし、そこで「1人暮らしです、出身は◯◯です」と答えると、あれ職場って都内ですよねってなってちょっとおかしいやつ認定される。

そうだよおかしいやつだよ。

何が言いたいかというと住むところはよく考えようという話。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?