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sentence アドベントカレンダー

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12月1日〜25日までの期間、sentenceのメンバーでアドベントカレンダーをつないでいきます。今年出会ったひと、もの、学び……など「出会い」をテーマに綴ったみなさんの記事を2… もっと読む
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#ランニング

マラソンが大嫌いだった人が、500㎞走ってみて気づいたこと

「マラソンなんて、この世からなくなっちまえばいい」 幼いころからずっと、そう思っていました。 小学校時代、根っからの運動オンチだった僕にとって、寒いこれからの時期は憂鬱で仕方がなかった。 その理由は、持久走の存在。 週3回、休み時間をつぶされた上に走りたくもないグラウンドを延々と走らされ、最後に行われる「大会」では、丁寧に全員の順位がつけられる始末。 僕の順位はだいたい一ケタだった。 もちろん、下から数えてですよ。 36位と29位が、僕を指さしてバカにしてきた。 何も

夜と音楽と遊歩道

※このnoteは「書くとともに生きる」ひとたちのためのコミュニティ『sentence』 のアドベントカレンダーの一環で書いています。テーマは「2021年の出会い」です。 ___ マフラーのない首元から、冷気が流れ込んでくる。 パーカーのチャックを全部上げて、左手で首元をつかみながら走り出す。 このあいだできたばかりのカフェ兼バーは24時クローズと書いてあったけれど、まだまだにぎわいそうだ。今晩は、YOASOBIを聴いている。 11月も末の末、ランニングを始めた。長男のサ