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アーレンキーを使い勝手良くディスプレイする

自転車関連DIYです。
自転車整備をする中での、出番が多い工具の一つにアーレンキー
(六角レンチ、HEXレンチ)
がありますが、今回はそのアーレンキーの置き場所に関するDIY話です。


◆ディスプレイする理由

(1)定位置を決めてあげると元の位置に戻す習慣がつく

出番の多い工具というのは、
私みたいなズボラな性格の人間が使うと、
すぐに、どこかにやってしまって、
「いざ使いたい時に見つからなくて困る」というパターンが毎回待っています。

作業するための工具を探す作業をしこたまして、
あっちこっちひっくり返しまくって、
それでも見つからずにその日は力尽きる。
よしんば見つかったとしても、見つけて満足。
「よーし、今日はここまでにして一杯やるかー。」
なんつってありがちな話。(私だけか)

私の場合、他のDIYでの経験上、

工具や道具の置き場所(定位置)を決めてあげる
・その置き場所は、なるべく簡単にアクセスできる場所にする

のようにすると、
毎回、使用した後に定位置に戻し易くなる上、
「定位置に戻さないと、なんとなく気持ち悪い」
という
今まで、使ったら使いっぱなしにしまくっていた
同じ人物とは思えない不思議な効果がありました。(私の場合はですが)

「定位置に1本だけアーレンキーが無い!
 ぬお~!
 何故かムズムズ、モヤモヤするぜ!コノヤロー!」

という感じで、仮にもし使った時点ですぐに
定位置に戻すことが出来ていなくても、
わりと早い段階でモヤモヤってして、探して定位置に戻せます。
時間経過がまだ少ないので、見つけやすかったりします。


(2)アクセスし易い場所は普通に使い勝手が良い


自転車用ではなくとも、家に工具箱(道具箱)があったり、
工具セットをお持ちの方は多くいらっしゃることと思います。
工具箱というのは「一つの所に工具がまとまって収納してある」という点で
「定位置決め」
という、その役目については存分に果たしてくれますが、
いかんせん、取り出しにくい
はたまた、取り出すのが面倒くさい、と感じることが多い気がします。
(私だけか?)

そもそも私は自転車整備用のケース入りの工具セットというものを
以前購入したのですが、

↑ ↑ ↑
買ったのコレ

この工具セットの中に入っていたアーレンキーセットを
その使用頻度が高いがために、
そのうち、いちいち工具セットの箱に戻すことが億劫になり、
終いにはアーレンキーセットもろとも行方不明になる、
ということアホウをやらかしています。
(長らく行方不明でしたが、最近発見しました)

やっぱり、使用頻度が高い工具は、
すぐに取り出せて、すぐに戻せる位置にするのが一番だなと思いました。
(「場所的制約でそれが出来ないから、工具箱が存在するのだ」
 
とも思ったりもしますが 汗)


(3)キレイにディスプレイ出来るとインテリア的に嬉しい

はい。
完全に自己満足の世界です。
工具好きの人は「工具を眺めながら酒が飲める」という人も
少なからずいるようで。
まぁそれはひとつの比喩だとしても、
たしかに、工具というのは視覚的な美がある気がします。
つまり、それなりにディスプレイ出来たら、
インテリアになり得るのであーる。(本当か?)


◆いざDIYでアーレンキーをディスプレイ

(1)今回の対象となるアーレンキー

wera Hex-Plus のセット

点接触ではなく、面接触でナメにくい、
剛性高く力が逃げにくい、という話と、
カラフルで見た目も良い
(いや、見た目はPB Swiss toolsのレインボーも好きですけど
 お高いので・・・)
というところに惹かれて、チョイス。

最初から、コンパクトな収納ホルダーが付属してきますが、
一つ一つがキツキツに収納されていて、出し入れしにくいこともあり、
もう、壁面に並べちゃえ~
ということになりました。


(2)材料

・端材を少々(出たっ!)
・ビス少々
・塗料(お好みで。私の場合はブライワックス)

■工具・道具
・ノコギリ
・ノギス(アーレンキーの直径を測りやすい)
・電動ドリルドライバー(インパクトドライバー)
・ドリルビット(何種類かの太さが必要)
・木工ヤスリ(丸ヤスリ)
・面取りカッター

くらいだったかな。。。(?)


(3)作り方の例

自分が気に入った間隔アーレンキーを並べてみて、横幅がどのくらい必要か調べる。

アーレンキーの直径を(あればノギスで、無ければ定規で)測ってみて
 奥行きがどのくらい必要か調べて、
  「これくらいでイケルかな!?と考える」
 (DIYでは自分で考えることはとても重要です)

端材をノコギリで①②で測ったサイズくらいでカット。
 (上のパーツ)

アーレンキーの重さを受ける、下のパーツをチマチマカットする。

各アーレンキーに近いサイズの穴をドリルビットで開ける

穴が各アーレンキーの直径サイズより少し大きいサイズになるまで。
 ヤスリでゴリゴリ削って穴あを拡げていく。

各サイズのアーレンキーがそれぞれ穴を通ることを確認。

この上側のパーツをもう1セット作る。(私は結局後から作り足しました)

ひとまず、ブライワックスを塗ってみた。(私の場合)

穴開けた時点で、穴の間の木材が欠けまくったが、そのくらいは気にしない。


とりあえず並べてみたらこんな感じ
壁の設置位置を決めているところ
「必ず」下穴を開けてからビスで固定。

横から、ドリルビットで下穴を開けて、ビスを打って固定。
必ず、ドリルビットor錐(きり)で下穴を開けます。
このくらいのサイズの場合、簡単に木材が割れてしまうので、
横着して割れてしまうと、一気にやる気がなくなって
酒をあおる羽目になります。


なんとなく高さを合わせながら、下の受け部品をビスで取り付ける

こっからは更に「現物合わせのなんとなく」な感覚作業になります。
下の受けパーツは、面取りカッター使うか、彫刻刀で彫る、とか
何かどうでも良い硬い物を当てて金づちで叩くとか(?)
なんでも良いのですが、
とにかく、ちょこっとへこませる、くぼみをつけると収まりが良いのかなー
と思います。(なくても良いかもですが)

結構チマチマした作業です

下の受けパーツは、さらに割れやすいので、
下穴を開けた上で、ビス打ち時も電動ドライバーは使わない方が良いのかなー
と思いました。

一通り並べ並べ設置終わりました。下側アングルからパシャリ。
上側アングルからパシャリ。
引きで見るとこんな感じ。自分が使いやすそうな場所に取り付けました。
こんな風に変な方向を向いていても
右から左へチャラーっと手で撫でて揃えると、キレイに左向きに並びます。

上側のパーツが1つだけだと、アーレンキーをぶっ挿した時に、
上手く真下に落ちてくれないことがあるので、
「やっぱ、上側のパーツがもう1セット必要だなー」
と思い、
結局後から付け足しました。
付け足した後は、アーレンキーを挿した時に
安定して真下に落ちてくれるようになりましたとさ。


◆おわりに

キレイだなぁ~。完全にじこまん。

使って良し。
戻して良し。
眺めて良し。

完全に自己満足ですが、
とにかく、部屋で自転車のメンテナンスしている時に、
アーレンキーを探すことはまったくなくなりました。

最後に、詠み人知らずの金言をご紹介して
結びのご挨拶とさせて頂きたいと思います。

良く使う工具とチ○ポジは
定位置が決まると落ち着くものなんだなぁ

~ 詠み人知らず ~


長文・駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

(注)一応お決まり事のように記載させて頂きます。
  DIYする方には釈迦に説法ですが、
  今回ご紹介したアイデア、作り方等全てを含め、
  DIYは全て自己責任となります。
  (もちろん、当方では一切の責任を負いかねます)
  その点ご留意の上、参考にして頂ければと思います。

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