見出し画像

女と男 湖


私もただの執着で過ぎない…

周りが騒がしく汚れが立つ湖の中だから、

薄まって見えないだけだと言い当てた、


 どれだけ欲しいのか

 よくわかった満月夜に

 膝を突いて待っていた

 全てが沈むまで…

 自分が鮮明に見えるまで…

二つの仮面が浮かび上がると

ほんのり赤い素顔で立ち上がった、、
 たったったった

 わたしも…わたしも

ただの執着だった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?