転職を繰り返してもいい?!大人の発達障害・HSPの仕事の選び方について
「転職を繰り返してばかりで、中々定職につけない」「自分に合った仕事が見つからない」と悩んではいませんか??
「大人の発達障害」とも呼ばれるADHDやアスペルガー気質の繊細人(ギフテッド)は、折角就職しても数日~数ヶ月で辞めたり、転職を繰り返す傾向がありますが、
その理由は単純に「飽きっぽいから(他の仕事にも興味が湧くから)」ということだけでなく、【この仕事は自分にとっての適職ではない】と瞬時に判断しているからでもあります。
そもそもギフテッド(繊細人)は自分の心に嘘をつくことができません。
自分の気持ちに素直に行動することが習慣になっているため「自分にとって合わないもの」を見極めるのが得意でもあります。
だからこそ、就職して実際に働いた結果『何か違う』と感じることがあれば【見切り】をつけて、すぐに手放すことができるのです。
普通の人は、なぜその仕事を続けられるの??
「長く働かないと経験は身に付かない」
「最低3年は働いた方がいい」
そう思い込んでいた新人時代は、鬱状態にさえならなければ長く働くつもりでいました。
大抵の人は、それが自分に向いていない仕事だったとしても(適職が他にあったとしても)なんとかこなしながら、実際に何年何十年と、長期に渡り働き続けているもの。
じゃぁ、なぜそんなに仕事を続けられるのかと言えば、「常識的な考え」を持っているがゆえに、「素直な気持ち」よりも「エゴ(囚われた感情)」を優先する傾向があるからなんじゃないかなって思っています。
こんな風に「頭で考えたこと」の方が、彼らにとっては簡単な選択肢になります。
なぜなら、人間は「変化すること」よりも「現状維持」の方がストレスフリーだと考えているから。
長い目で見れば「違和感」を感じた時に“変化”という選択肢を選んだ方が断然ストレスフリーなのですが、
自分の意志(強い思い)に従う習慣がなく【常識的な考え】に縛られていると、シンプルに自分の想いに従うことが出来なくなってしまうのです。
大事なのは「仕事を続けること」よりも「適した仕事を探し続ける」こと。
自分に合わない仕事を続けることは一つの経験にはなるかもしれませんが、長い目で見たときに健康を損なう可能性があるため、注意が必要です。
過度なストレスは病気を引き起こしたり、老化を早めたり、寿命が縮まったりするだけじゃなく、精神的に病んでしまった場合は「自傷行為」や「自殺」にまで自分自身を追い込んでしまうこともある。
特に鬱になってしまったら、本人が重度な精神的ストレスを抱えていても「平気なフリ」をすることもあるから、気づいた時には手遅れになってしまう場合もあります。
長く働いた経験がある人からしたら「経験を積まないうちに仕事を辞めるのは勿体ない」と思うのかもしれませんが、
「本当にその仕事は、自分の人生にとって必要なものなのか?」
を考えることは、自分らしく生きていく上でとても大切なことです。
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