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子どもに愛着が湧かないっておかしい??産後に感じる違和感とその理由

待望の妊娠をして、その後の出産。

誰もが我が子を「涙が溢れてくるほど愛おしい」と思うものだと思っていましたが、実際は「何なんだろう、この生きものは」「本当に自分の子?」というのが正直な感想。


自分の子を抱いているはずなのに全く実感が湧かなくて「愛おしすぎて涙が出る状態」とは程遠いし、親戚や家族に「癒やしが増えたね」「子どもも無事産まれて、今幸せの絶頂期だね!」と言われても、周りが羨むようなそういう感覚にはなれませんでした。


時にはそんな自分を責めたり、自分自身の感覚のズレに違和感を感じることもあったのですが、実は出産を経験した人は意外とこのような経験をしていたことが分かりました。

我が子に「愛着」が持てない、本当の理由

子どもを「愛おしい」と思ったり「子どもが辛い思いをするくらいなら、自分が代わってあげたい」と思うのは、子どもに対する愛着があるからでもありますが、

逆に子どもに対する愛着心が芽生えていないと「愛おしい」「大切にしたい」と心の底から思うことができなかったり、子どもが泣いていてもただ「不快だ」としか感じなかったり、子どもの言動に常にイライラしてしまうことがあります。


テレビやニュースで取り上げられている「幼児虐待」や「幼児殺傷事件」も、愛着関係が十分に築けなかったことが原因で起こっているものばかり。

そうならないためにも「子どもと時間をかけて触れあっていく」ことがとても大切です。


たとえどんなに忙しくても、1日15~20分子どものために時間を割くことはできるはず。

今すぐに手が離せない状況でも「ちょっと待ってて、洗い物が終わったら遊ぼうね」「ママのお仕事が終わったら絵本読もうか」と声を掛けて、後でゆっくり触れあう時間を作れば良いのです。


これを日々積み重ねていけば、愛着関係も構築されて我が子を「大切な存在」だとか「愛おしい」と思えるようになります。

愛着は短時間で築けるものではないので、根気強く日々の積み重ねを大切にしていく必要があります。

「ママになること」も大切な課題

ちなみに子どもができて間もない頃は、愛着が芽生えなかっただけでなく、自分が「母親」だということにも違和感がありました。


子どもがいるのに「夜飲みに行きたいなぁ~」とか「ふらっと泊まりで旅行に行きたいな~」なんて思っていたし、子どもを夫に任せて出かけている時は自分が「母親」だという認識がすっかり抜け落ちて、おひとり様を楽しむプランばかりを考えていました(笑)


でも実際は、産まれたばかりの子どもがいる身。

(当たり前だけど)夜遅くまで遊び歩くことなんてできないし、子どもの事や帰りの時間ばかりが気になって、一人時間が十分に楽しめていない自分がいました。



・・そして、そこで気がついたんです。

自分は「一人の人間」としてだけではなく、「母」として生きていく自覚がなかったんだ、って。

多分、独り身の期間が長すぎて「脳」が誤作動を起こしていたんですよね。


そのことに気づいてからは、子どもがいる生活も定着し、「自由な時間の制限」さえも今しかない貴重な時間として受け止められるようになりました。

そう考えると、子育てを楽しむ上でも「母親として生きる」という覚悟は必要なのかもしれません。

自分の理想とする子育てを振り返る

どんなに子育てが大変でも、自分が「子どもを産む!」と決めたのであれば、何かしら子育てのヴィジョン(イメージ)を持っていたはずです。


・子どもを愛情いっぱい育てていきたい
・子どもの望むことは何でもさせてあげたい
・子どもと一緒にいる時間を大切にしたい
・家族で過ごせる時間を大切にしたい  etc


このような思いを胸に出産を待ち望んでいた人もいるのではないでしょうか。


ちなみに子育てのイメージをしっかり持っておくと、自分が親であることを自覚したり、子育ての方向性を再確認することができます。

・自分の子どもと、どんな風に関わっていきたいですか?

・我が子にとって、どんな存在でありたいですか?

・子どもにどんなことを学ばせ、経験させたいですか?

・これからの未来、子どもとどんな人生を歩んでいきたいですか?

・あなたの理想とする家族像ってなんですか?

・今後、家族でどんな場所に出かけていきたいですか?



「子どもを愛せない」「愛着が湧かない」「自分に子育ては向いているのかな・・」色々悩むこともあるかもしれませんが、まずは自分が待ち望んでいた「子育て」を楽しむことから始めてみましょう!

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