マガジンのカバー画像

息子との1日、定点観測

7
2019年年末にうまれた息子との、なんでもない生活をわすれないように書き留めます。
運営しているクリエイター

記事一覧

生後8ヶ月の彼との1日

生後8ヶ月の彼との1日

ある晩、抱えた息子が「異様に熱い」と夫。唸るような暑さが続いている時期。熱を測ると39度。頭の奥がチリチリいうような、ショック。
新生児の頃と比べると逞しくなってきた身体も、心なしか脱力しているように感じる。私たちがいないと、この子は生きられないんだという当たり前の事実をまた深く噛みしめる。

翌朝早くから病院にいった。日曜日の急患扱い、そして高熱を伴っていたので別室に隔離されていてやたらと物々し

もっとみる
生後7ヶ月の彼との1日

生後7ヶ月の彼との1日

尾骶骨を折ったのが6月の下旬。その頃は「まだ(息子が)動かなくてよかった」と言っていたのに、

寝返りして上体を起こしたポーズをキープできるようになるようになって、
足を裏から握ってやると、足を延ばす力でググッと前に進みだして、
匍匐前進をするように全力で腕と足を使ってのずり這いをはじめて、
少し慣れてきたら水泳のバタフライのようなずり這いにまで発展。

あっという間にみるみると家中を動き始めた。

もっとみる
生後6ヶ月の彼との1日

生後6ヶ月の彼との1日

世の中が緩やかに動きはじめ、それを嬉しく思ったり怖く思ったり、なんだか些細なことでもエネルギーを持っていかれる。実際のところは家で穏やかにしているだけなのに。

夫の体調不良が続いていて、ここのところ二人で分担していた家事と育児を連日一人でやっていた。「疲れたな」と感じなくはないが、そんな中でも夜にお風呂の掃除に手が伸びるので、仕事していた時よりトータル元気なのかもしれない。ちゃんと元気でいれるよ

もっとみる
生後5ヶ月の彼との1日

生後5ヶ月の彼との1日

息子は毎日くるくると寝返りを駆使して縦横無尽にカーペットを動いている。1ヶ月前の記事を読んでみたら、首が座ったばかりのようで驚いた。

テレビ電話をしているときも、いないいないばあをしてもらって笑ったり、画面に向かって手を伸ばしたり、いろんなことの関係がわかって感情が動いている様子がみて取れるようになった。

「喜んでいるのかな」「疲れているのかな」と思っていたことが、
「ああ、すごい笑っている」

もっとみる
生後4ヶ月の彼との1日

生後4ヶ月の彼との1日

最近のいいこと
・八重桜と芍薬がきれいに咲いている道を家のごく近くにみつけたこと。
・息子の離乳にあたり導入したパルシステムに思いやりを多く感じること。
・いつやれるのかわからないけど待望のFF7が発売していること。

🍺

週に1度か2度、寝入った息子の様子を伺いつつお酒を飲むようになった。
まずは慣れだと思って口にしていたハイボールはなんだか美味しく味わえなかったのに、元々の好物であるビール

もっとみる
生後3ヶ月の彼との1日

生後3ヶ月の彼との1日

頭の片隅で聞こえていた声が、次第にはっきりしてくる。その時間は大抵は朝6時台で、まだ暗い中ながらもしっかりと太陽ののぼる気配がみえる。

「ええうー、あー、えーえーう」

母音だけを紡いだ甘く、しかし懸命さを感じさせる息子の声。ボリュームは結構大きい。「もう起きたの」とか「朝だねぇ」とか言いながらとりあえず寝ながら手を繋ぐ。そのままうつらうつら、息子の歌声のような叫びのような声をしばらくきく。私は

もっとみる
生後2か月の彼との1日。

生後2か月の彼との1日。


毎晩だいたい12時前、布団に入って横になる。
かなりの夜型だと思って生きてきた私にはすこし信じられない時間であるが、かすかな眠気を手繰り寄せてなんとか眠りにつく。

夜中、だいたい3時ごろに左隣からフガフガ、ドサドサと荒い息遣いと振動音が聴こえてきて起きる。生後2か月を過ぎたところの息子のエンジン(母乳)が切れそうなのだ。

両足で布団を蹴り上げながらも、まだ目を瞑っている息子。まだピークには達

もっとみる