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ずっと東海道線に乗っている

通学通勤では30年以上、
お出かけ含めれば幼いころから
ずっと東海道線に乗っています。
思い出など忘れないうちに・・

子どものころ

楽しみだった湘南電車でのお出かけ

東海道線のことを大人は湘南電車と呼んでいました。
「オレンジと緑はみかんとお茶を表しているんだよ」と言われていました。
ほんとですか・・?
静岡に向かって走るからだと・・・

地方で見かけると嬉しかった

湘南電車に乗るのは、もっぱら下り、湯河原や熱海の温泉に行くからです。よく行きました。

まだ昭和ののんびりした湯治のような習慣がありました。
ボックス席でのんびりと、大磯あたりでホームに
お茶売りの人がいて、窓を下から開けて、透明の
パックに入ったお茶を買います。
(あと冷凍みかんだったか・・?)
買ってもらえるととても嬉しかった。

記憶とちょっと違うかも…

浮世絵にも描かれる平塚ー大磯の高麗山を過ぎ
少しすると、山の斜面にみかん畑が見えてきます。

ここを過ぎると旅行気分

国府津のキラキラとした海も見えてきます。
「み~かんの花が~咲いている〜♪」歌いながら
電車は進みます。

大好きな眺めはハイキングで

小田原を超え、根府川から見える海、ここから
車窓が広々とした海原で爽快です。
「は~るかに見える青い海~♪」

人気の根府川駅

2022年5月、国府津駅の発車メロディーがこの
「みかんの花咲く丘」になりました。
聞くたび、懐かしさで胸がいっぱいになります。

真鶴〜湯河原

「湯河原を越えたら静岡県なんだよ」
おばあちゃんの声がいまにも聞こえてきそうです

学生のころ

地獄の超満員電車

日本経済も絶頂期、大学生となって毎日都内へ。
東海道線の
朝のすさまじさに疲労困憊に・・

それでも、当時下りは東京始発であったため、
帰りは座って帰れるのでよかった・・・
毎日ずっとこの電車で通勤してる父の体力って
すごいなと思ったりして。
何かのテレビ番組で、「神奈川県人には腰痛が少ない」というのがあって、
「過酷な通勤電車で腰が鍛えられている」
と嘘かほんとかもつかない話がありましたっけ

ぎゅうぎゅう詰の時も

社会人になって

満員電車続く 車窓は変わる

せっかく地元企業に就職したものの、配属先は
東京方面・・・
当初はまだ、湘南新宿ラインがなくて
東京方面はみんなこれに乗るもんだから、
まだまだ地獄続きでした・・・
全席指定の湘南ライナーのセット券を
求め、徹夜で並ぶことがニュースになったり
しました。これも廃止され、特急湘南に
なりましたね。

下り方面に異動は2回、あれはよかったな・・

保土ヶ谷付近の緑多い丘のペットフード会社
なくなってしまったんだね。犬を見たとか
いやいないとか家族で話題になったりして。

戸塚、きれいになったな。あんなごちゃごちゃ
してたのに。開かずの踏切もなくなった。
日立の工場もなくなった。
戸塚って雨の降ってること多くない?
前後は止んでることが多いように感じる…

川崎、駅前の東芝の工場はなくなってしまった。
もう様変わり。
駅も大きくおしゃれになりました。

湘南新宿ラインの誕生。
「横浜の次は武蔵小杉に止まります」
のアナウンスにびっくりした日。えーっつ
武蔵小杉がそんなに近くなっちゃうの。
それからももうずいぶん経ちましたね・・
2021年からは通勤でこの武蔵小杉経由を
利用しています。
武蔵小杉の変貌にはびっくりです。

時代は流れ・・・

コロナ禍・・・テレワークも多くなり、
電車は今までのようなぎゅうぎゅうの
混雑はなくなったように思います・・・
私はテレワークができない職種ですけど、
大変助かることになりました。

思うこと

帰りの東海道線から降りたとき

仕事と混雑電車でへとへとになり、
最寄り駅のホームに降りたとき、ふと、
なぜかとてもほっとするのです。

そう、空気が違うなと感じるのです。
南風に乗ったかすかな潮の香りを感じるとき・・

定年まで10年切りました。
あとどれくらい乗るのかな?
あっ、定年って死語になってしまうかも。

ずっと電車通勤も続いたりして…





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