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50枚で仕上げたものを80枚にするのはしんどいが、6000字のプロットを100枚に仕上げるのは簡単だった

7月、50枚×2の100枚作品をなんとか完成させました!
なんとかっていうのは、先週一週間をコロナ罹患で寝込んでぶっ潰したことによるものでございます。平熱36度ジャストレベルの人なので解熱剤飲んでも38度下らないのはきつかった。
高熱が出てると書くどころか、本すらなかなか読めませんね。さすがに寝転がりすぎて腰も痛いし眠気もこないし、でも頭ぼやぼやするしっていう時、漫画は読めましたけど活字は内容の薄いものでも結構辛かった。

さてタイトルの、うん、タイトルって言うんかなこれ、長いけど
「50枚で仕上げたものを80枚にするのはしんどいが、6000字のプロットを100枚に仕上げるのは簡単だった」についてです。

5月に、80枚の公募に出そうと思い、過去に書いた50枚の作品を直して使おうとしたのですけれど、なかなか難しい……というか無理でした。
やっては見たんですけど、その仕上がりは、
水彩絵の具で背景を塗ろうとしたけど、既に作ってある色だと足りなくなりそうだから、水で薄めて使うか絵具をさらに追加するか迷って……水を足したらシャバシャバなった!!
――って感じでした。読み味薄ッ!
まあそもそもが50枚に30枚追加って1.5倍以上ですからね。最初に作ったときによっぽど端折ったとかじゃなきゃ無理ですわ。ということがわかりました。

7月、100枚を自分はどれくらいのペースで書けるのかなという実験をやりました。……その描写だけは生彩を欠いていないと褒めていただけた(?)、ポルノで。
というわけでまあnoteに出すのは難しいんですが、100枚、意外とすんなり書けました。週5フルタイム通勤していて、土日にすごく集中して進めた訳でもない状態で、作業時間は20日くらい。私が家にずっといる人ならもっと書けると思う。コロナの症状は治まったけどしばらく自宅待機が続く今はチャンスタイムですね。

ただ、スピード感ありきで、細かいことはいいんだ前に進め、とにかく最終行に<了>と書くのだ、を優先してやると、直しが大変ですね。
私はががっと書いても、語法・文法の大間違いはあまりしないようなんですが、それは同時に簡単な表現しか使っていないっていうことでもありまして。
要するにポルノというか官能小説だと、アレの描写に色んな詩的な表現から誇張的表現まであるんですけど、「とにかく書ききる」っていうときに私の語彙力でそれを考えている余裕はない! あと普通に変換できない! (今回どれだけの猥語を単語登録したことか)
今回、第一稿を全部「〇棒」で書いて、手直しで「雄蕊」やら「欲望」やらピーーーーやら書き直しましたけど、時間かけるとこはここじゃないよなという感じ。いえ、もちろん、他に文体整えたり、情報提示順序を変えたりもやっておりますけれど。
とはいえ、時間はかかるものの、一応既に完成はしているのだという心の余裕がある作業で、どうやって終わらせれば? と迷うようなノープランノープロット発進のときより、私は楽でした。当たり前かな。

でも、2021年冒頭に5000字書くのもひいひい言っていて、プロットなにそれでじたばたしていた私ですよ。3週間で原稿用紙100枚書けるようになるなんて、当時の私が信じるわけがない。

プロットの立て方はわからないけど、何か書きたいんだーーっていうムラムラ、しかしその何かが形にならないーーっていうモヤモヤなどを抱えているときの苦しさを覚えています。それをまず抑えて、そのエネルギーを「文章だけで書いたプロット」の作成に吐き出すというところまでようやく来ました。

8月はポルノじゃないもので100枚、チャレンジします!

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