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庭の草取りに何故か心ときめくそのわけ

11月に入って最初の週末、父の13回忌の法要の為、山梨へ。

そして、事前に母から頼まれていた、野生庭の草取りもしてきました。
丸二日の作業で全身筋肉痛になり、クタクタ……
でも、今回も楽しかった!

夏に取り残した草は更に丈が伸びて大変なことになっていましたが、青々と力強かった彼らも今は枯れ草。
今のうちに! と抜きまくりました。

抜いて切り刻んでゴミ袋へ、の途中で、茎についているふっくらとしたカマキリのタマゴを見つけ凝視&観察。
まだ産んでからそんなに時間が経っていなさそう。

カマキリのタマゴ見つけた、と静かに興奮が湧き上がるという、幼少期の頃と同じ自分がいて、私って基本変わらないんだなと思いました。

沢山の小カマキリが孵化して出てくるのを想像しながら、短く切ってしまった茎をそのまま土にさし、でも、茎が短か過ぎてタマゴと地面が近い…
タマゴの無事を祈ります。

枯れた草の根元には、あっちにも、こっちにも、沢山のてんとう虫が隠れていてちょっとビックリ。
寒い季節にてんとう虫の印象はなかった。

あとで調べると、冬の寒さに耐えて越冬する成虫もいるということがわかりました。
草抜いちゃって申し訳ない。
別の安全地帯を探してね。
しかしてんとう虫のあの姿はかわいい。

本当に様々な虫の営みを目にして、イッツ ア スモール ワールドそのものだなと思いながら、その平和なスモール ワールドの草を抜く私は、さながら町荒らしの怪獣のような気分でした。

今回改めて気づいたのは、
私が庭作業に心地よさを感じるのも、
草を抜きながら虫がやたらと気になり、
そこになんだか心踊るのも、
それが子供の頃に遊んでいた、夢中になっていた、楽しかった風景や体験と重なるからかもしれない、ということでした。

それぞれの虫や植物によって異なる生態や、不規則のようでいて規則正しい、自然の仕組みのようなものが不思議で面白くて、幼かった私の好奇心を強く刺激してきました。
そして、こういう世界が今も好きなものの一つなのかもしれません。

この時期にまだ蝶々も飛んでいて、
「私が草取り中で良かったね。
    今回は捕まらなくてさ」
と、ハンター魂も疼いたりして。

アリの巣は見つければ掘り返して内側を見たくなるし(しないけど)、どんぐりは理由なく手に取りたくなり、自然界って宝島みたい。

子供の頃に心を捉えたポイントは、今も同じようにときめくのが不思議です。

山梨で生まれ育って良かった。

住んでいたのは、今の母のいるところとは違いますが、
子供の時にこんなに豊かな世界が間近にあり、そこで当たり前に遊んで過ごしていたことに、今その有り難さを実感しています。

それぞれの写真の上の方は作業前で、下の方は作業後です。
ほんに頑張りました。

遠くに見えるのはよその家

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今日も幸せな一日でありますように!

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