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コンサル業界志望者にお伝えしたい!-Vol.3 外資・日系コンサルの違い

こんにちは。パプアです。

前回は「大手コンサル」「ベンチャーコンサル」の2つの違いを説明させていただきましたが、今回は「外資コンサル」「日系コンサル」の違いを書き綴らせていただければと思います!

尚、「戦略コンサル」「総合コンサル」の違い、「大手コンサル」「ベンチャーコンサル」の違いを述べた前回の記事はいかになります。よろしければどーぞー。

【目次】
1. 外資コンサルの特徴・向いている人
2. 日系コンサルの特徴・向いている人
3. おわりに

1. 外資コンサルの特徴・向いている人

コンサルと言えば、まずは外資コンサルを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?ボスコン、マッキンゼー、ベイン等世界を股にかける大企業ばかりです。

さっそくですが、外資コンサルには以下のような特徴があります。

・一定期間で昇進しなければ退職・移動(UP or OUT)
・収入は全業界トップクラス
・徹底的な成果主義
・グローバル案件多め
・社員も外国人多め
・比較的労働時間が長い
・圧倒的な企業ブランド力

最も有名どころはやはり「UP or OUT」のカルチャーだと思います。「期間内に昇格しろ、さもなくば去れ」という風習なので、絶対的な成果主義が肌に合わない人にはイマイチ向かないかもしれません。

加えて、やはり外資コンサルといえば就活生や転職者に大人気の業界のため、基礎能力の高い人が非常に多いです。基本的に評価は同じクラスの相対評価で決まるため、どんなに自分が圧倒的なパフォーマンスを出したとしても、同クラスの他社員がそれを上回ってきた場合は、昇格は難しくなります。なので、自己研鑽を常にしていかなければ生き残れない厳しい世界なので、それなりに覚悟が必要になるかもしれません。

あとはやはり外資系ということだけあって、グローバル案件が非常に多く高い語学力(英語)を求められます。世界を股にかけた大型プロジェクトに参画したい方や語学に明るい方に向いているかもしれませんね。

また、いやらしい話ですが、30歳で年収1000万越えも当たり前にいきますので、たとえハードワークをしようとも「めっちゃ稼ぎたい!!」という方にはめちゃくちゃおすすめです。

以上の点を踏まえると、「ぬるま湯よりも、多少ワークライフバランス崩れてもいいから稼ぎたい!!」とか、「グローバルな大型プロジェクトに携わって世界を変えたい!!」、「Only OneよりNo. Oneを目指して圧倒的な成長を遂げたい!!」という方にはぜひおすすめしたい業界です!

逆に言えば、「仕事もいいけど、プライベートも充実させたい!!」「多数の中の一人ではなく、少数精鋭で裁量高く仕事に取り組みたい!!」という方は、一旦踏み止まって考え直したほうがいいかなと思います。

2. 日系コンサルの特徴・向いている人

「日系コンサル」と聞くとどんな会社を思い浮かべるでしょうか?コンサルと聞くと、BIG4やMBBなどの超有名企業を思い浮かべるかと思いますが、日系にもアビーム・ベイカレント・DIなど有名企業どころがたくさんあります。また、中小企業でも業界ごとに様々なコンサル会社が存在しています。

私も大手ではないですが、中堅どころの総合コンサルで働いてますので、実体験に基づくと特徴は以下があげられると思います。

・社員の育成に比較的注力
・収入は外資よりは若干劣る(但し業界平均的に高い)
・成果主義&年功序列
・日系企業案件多め
・外国人もいるが日本人多め
・外資よりはワークライフバランスがとれる(企業によるが)
・大手のブランド力は高い

やはり日系は外資と文化が若干異なります。成果と能力で評価をすることは多いものの、期限内に昇格しなければ去るような文化が根付いている会社は少ないです。外資は即戦力が求められることが多いですが、日系は割と長期的な人材育成を主眼に置いている印象を受けます。

また、成果主義はあるものの日本特有の年功序列の文化も混じっているところも多いです。例えば「昇格するためには、同クラスで○○年経験をつまなければならない」とか、年数を割と気にする人事制度設計になっているところもあります。そのため、あまり社内競争が激化していないという点が外資との大きな違いですかね。

尚、グローバル案件ももちろん外資よりは少ないです。大手日系ファームやグローバル案件に強みがある企業は別ですが、ほとんどの企業のクライアントは日系企業になります。なので、「常にグローバル案件に身を置きたい!!」という方は向いていないと思います。

ワークライフバランスの面でも、日系の方が比較的安定しているかと思います。外資も最近はガバナンスを強めてきている、且つ日系もそこそこプライベートの時間は犠牲になりますが、それでもまだ日系の方が労働時間は少ないと思われます。(ACを除いて、外資コンサルで働いている私の周りの友人たちは、在宅勤務の影響もあり、常に昼夜逆転生活を送っています。笑)なので、「初っ端からプライベートも仕事も充実させたい!!」という方には日系はおススメです。

上記の点を踏まえると、「働くことも大事だけど、プライベートもある程度充実させたい!!」とか、「競争社会の中で心身削るよりは、マイペースに自己研鑽していきたい!!」という方にはぜひおすすめしたいです!

3. おわりに

今回は「外資コンサル」と「日系コンサル」の特徴と向いている人について綴らせていただきました。

現在ボクは日系コンサルで働いていますが、転職前は「日系といえどもギスギスしているかな...」と思いましたが、むしろ社員同士のサポートが強く、研修制度も充実しているので、初めてコンサル業界に就く方でも安心して働けるかなと思います!(むちゃくちゃ働きはしますが。笑)

もちろん外資は外資で魅力的なところがたくさんあります。特にコンサルで働いている方はいずれ転職しようと考えている方が多いので、その点を踏まえると外資のブランド力を授かった方が、後々有利になることは間違いないと思います。なので、ステップアップの通過点で考えている方は外資の方がいいかもしれません。

今回はここまでにします。そしてこれまでコンサル業界の区分について書いてきましたが、当シリーズもここまでとしたいと思います。お付き合いいただきましてありがとうございましたmm

それではまた次回お会いしましょう✋

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