見出し画像

無職一人旅 リヒテンシュタイン編 現代唯一の侯国


アルザス地方をたっぷりと満喫し、次なる目的地はリヒテンシュタイン。

リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアの間に位置する小国。
人口は約35千人という小さな国です。

スイス同様経済的に豊かな国で、平均年収は1,200万を超えているそう。また世界随一のタックスヘイブンで、登録されている法人数が人口より多いらしいです。
お土産ショップで働いてる人とかも年収1,000万くらいあるのかなあ、とか考えると転職も視野。。
(恐らく一部の大金持ちが平均を吊り上げてるだけでしょうが。。)

首都はファドゥーツ。
今回はシャーン、ファドゥーツ、トリーセンベルクに
行きました。


そんなリヒテンシュタインに今回なぜ行くことにしたかというと、答えは単純!「行ってみたかったから」です。

以前、同様の理由でベラルーシに行ったことがありました。ベラルーシは欧州唯一の独裁国家で、日本人の99%は訪れないで一生を終えると聞いたので、逆に気になって行ってみました。
ソ連時代はソ連の一部でしたし、今もなおロシアとの関係がズブズブな、まあ言っちゃえばほぼロシアなんですが、ロシアより殺伐としてて楽しかった。

ガチガチ社会主義なので世界的なチェーン店もないし、道路や街並みもシンプル。洋服などのファッション系の店はほぼないし、あってもほぼ無地の服しかない。でも割と街は平和で、歩いていて普通に楽しい。
こんな感じで、こういう独特の国って他の国にはない特徴が必ずあるので、行ってみないとわからない発見があったりする。
「俺今ベラルーシにいるのか…」みたいな特別感に浸ることもできるし。(これもかなり大きい)

いまはもちろんロシアもベラルーシも行きたくても行くことができない状況。世界ではいつ何が起こるかわからないので、行きたい場所は行ける時に行く!を鉄則としてます。

そして先も述べた通りベラルーシは今もなおルカシェンコという人物が全権を掌握している独裁国家です。
一方リヒテンシュタインは、「リヒテンシュタイン」という人名がそのまま国名になっている通り、1人の侯爵が所有する侯国。独裁とは全く異なりますが、侯爵は現在も首都のファドゥーツにある城に住んでおります。
そんな特殊性にも惹かれて、今回足を運んでみることにしました。


というわけできましたリヒテンシュタイン!🇱🇮

の前に。
コルマール→リヒテンシュタインまでに、ジュネーヴやチューリッヒを通り、スイスを丸ごと横断したので、写真を貼ろうと思います。
スイスは以前いろんな都市を回ったので今回じっくりは見なかったんですが、電車からの風景はマジで世界の車窓からって感じだった。

終点はなんとブダペスト(ハンガリー)。
とても快適
オーバー湖。
水がエメラルド!
巨大な滝
奥に見える家に住んでる人はどんな生活してるんだろう、


theスイスって感じをたくさん見れて楽しかったです。

そんなわけでスイスの景観を楽しみつつ、コルマールから電車に揺られること4時間。
リヒテンシュタインのシャーンという駅に到着しました。


まじで!!!なんもない!!!!

なんもなさすぎるこの国!!!!


リヒテンシュタイン 観光  で調べても、観光案内所が出てくるレベル。なんやそれ。

しかも一番の見どころであるファドゥーツ城は工事中。仕方なく何もない街を練り歩くことに。
街にはところどころ芸術作品があったり、博物館がいくつかあったりしますが、みどころは本当にそれだけ。
雰囲気はとても静かで落ち着いています。
犯罪率が世界一低い国というだけあって、治安もめちゃくちゃ良かった。日本より平和な数少ない国です。

街並みは本当に何もないけど、こういう"なんもない"を体感するのも楽しい。
流石にもうちょい調べてから来ればよかったとも思ったけど。。

首都、ファドゥーツの駅。
田舎すぎる
リヒテンシュタインももちろんシェンゲン協定に加盟
してますが、観光案内所でめっちゃおしゃれなスタンプを
押してもらえます!
メインストリートでこれ。
雲と同じ高さ
お城が工事中じゃなかったらこの景色が見れたんだけどなあ…
(ネットから拾ってきました)


やることなくなったので17時くらいにホテルに向かうことに。
今回泊まるホテルは、Hotel Restaurant Kulmという、レストランとホテルが一緒になったところ。

レストランとホテルが一緒…??なんか屋根裏みたいなところに泊まる感じ??
と期待はしてなかったのですが、行ってみたらめちゃくちゃ綺麗でした!
しかも玄関ではかわいすぎる猫ちゃんがお出迎え。

1階がレストラン、2階以上がホテルって感じだった
ねこー!!!!
めちゃくちゃ人懐っこくてずっともふらせてくれた


このホテル、ただでさえ標高の高い街よりもさらに山を登ったところ。ホテルからの景色がすげえとのレビューを見て予約を決めたので、景色をかなり期待してました。

いざ絶景を…!!と思いカーテンを開けると一面真っ白。。雲の中でなんも見えねえ!!

悲しさで城が建ちそうでした。今建ってる城工事中だそ。
と思ったのも束の間。
女心と山の天気は変わりやすいとかなんとか昔のジジイが言っていた通り、すぐに雲が晴れて最高の景色を眺望できました!!
この景色が見たかった!the スイスって感じ!

雲!雲雲!雲雲雲!
雲が晴れると超絶景!
部屋のバルコニーから


この景色を拝みながらホテルでのんびりと過ごしました。バルコニーで食べる食事は最高だった!スーパーで買ったサラダとカップラーメンだったけど!
もちろんめちゃくちゃ寒かったので、なんかキャンプしてる感覚になれました。

雲の流れるタイミングによっては対面の山脈も見えたりして、アルプスを存分に感じることができました。
アルプスの空気、叙々苑より美味しかった。


夜はちょうどチャンピオンズリーグのインテルvsミランのユーロダービー1st legがあったのでもちろん観戦しました。
インテル強かった!優勝あるねこれは。本当に楽しみです。


リヒテンシュタインの次はドイツ、ミュンヘンに向かいます!
が、その道中で他の街にも寄ろうと思ってます!
また書きますね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?