書評ブログ vol.24「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法」を読んで
無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。
≪読み終わった本≫
『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 エミリー・ワプニック
この本を読んで少し救われました。
「マルチ・ポテンシャライト」聞きなれないこの言葉、気になって読んでみると、”なんだ、そういうことだったのか!” と、思わず前のめりになっていることに気づきました。
マルチ・ポテンシャライトとは、さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人
と、書いてあります。クリエイティブに探究となると私としては話が広がりすぎるのですが、この言葉の方が私にはピッタリとあてはまったのです。
それは…
天職が見つからない、飽きっぽい、何をやっても中途半端・・・・
でも大丈夫!きっとあなたは、「マルチ・ポテンシャライト」なんだ!
私は結婚してから派遣社員として様々な企業で働いてきました。私の仕事に対する考えはこうです。”せっかくの人生、一生一つの会社で働くよりも色々なところで働いて色々な経験をしたい”
しかし、一つの会社で長く働いている人はそれなりのポジションにあり、自信をもって働いているように思えることがありました。まもなく履歴書にも書ききれないほどの職歴となるのですが、それを見ると、私はただ単に根性がないだけではないのかなとも思ったり…。
転職を多くしているとまた一から仕事を覚えないといけないため、友人たちからは「スゴイね」と、言われることもあったのですが、私としては一つの会社にずーっといるほうが ”スゴイな” と思っていますのです。
本文にはこう書かれています。
いくつものテーマに興味津々で、この世でやりたいことが沢山ある場合は?一つの仕事に絞れない、絞りたくない人は、悩んでしまうのではないだろうか。「みんなのように天職が見つからない」、だから「私の人生には目的がない」と。
まったく同感でした。
こんな私でも長年社会人をしていると気づいたことがあります。
「あっ、以前の職場でやっていたことが活用できてる!」
「今までのことが全部つながってる?」
そんな瞬間がありました。
何事も無駄なことはない。です。ただ、そうなるためにはひとつひとつのことを一生懸命やることが大切。そうでないと、これまでの経験が何の役にも立たなくなってしまうから。
そんなことを考えながら読み進めた一冊でした。そしてわたしの仕事に対する考え方も案外間違いじゃないのかもとホッとしました・・・。
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