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非実在神様/文学フリマ東京37

【新刊のおしらせ】

アンソロジー 非実在神様


オビ付き書影

[仕様]
カバー・オビ有り
B6サイズ(128mm×182mm)
小説と漫画の全8編・本文148頁
御札風デザインのシール付き
イベント価格1200円

[書き手]
犬山昇/大木芙沙子/尾八原ジュージ/木古おうみ/紅坂紫/鮭とば子/瀬戸千歳/橋本ライドン

[Webカタログ・お品書き]
す-28 秘密結社きつね福

[イベント情報]
開 催:2023年11月11日(土)
時 間:12:00~17:00(最終入場16:55)
入場料:無料
会 場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場
行き方:東京モノレール「流通センター」駅(MO-04)から徒歩1分
ブース:す-28/秘密結社きつね福(第二展示場2階Fホール)

[雑記]
前回の『夢でしかいけない街』を作ったあとも友人の鮭とば子と「またアンソロジーやりたいね~」など言っており、夏休みで祖母の家へ遊びにいくたび知らない間取りが増えてる『ウィンチェスター・グランマ・ハウス』を何人か、ひとりあたりの原稿2本で作ろうと思ってたけど、工数が多いのと圧倒的に書き手の時間が足りないので今回は見送り、秋の文学フリマ東京は『夢街』の増刷版だけ持っていこうかな~の算段でしたが、本当にブースの抽選が行われて落選した嘆きや悲しみなんかをSNSで目にして、これはなにか新しく持っていかなきゃ……と思い直して作ることにしました。テーマは鮭の鶴の一声で非実在神様、レギュレーションとしては「架空の神様」を登場させること。ただ動き出しが遅かったのと、今回のイベントが例年より二週間ほど早いので前回ほどの人数にお願いできそうもなく、最終的に8人のアンソロジーとなりました。こんな無茶なスケジュールをご快諾くださりありがとうございました……。

私は死者に会える泉で儀式補助のアルバイトに励む青年のお話を書きました。年の瀬から春にかけてお題をいただいて400字くらいの掌編をズババと書いており、そのうちの「坂牧森」というお題を8000字くらいに膨らませたものです。細部を書き込むことで大きなトンチキの説得力をあげる、みたいな物語が大好きなので、やはりズババと楽しく書けました。うまくいったかはちょっとわかんないですが、せっかくなので読んでもらえたら嬉しいです。

『夢街』初刷りのときは「とにかくこの本文用紙がいい!オペラクリームウルトラ!」のこだわりがありましたが今回は「カバーの紙はこれがいい!」のつよい希望があったのでいつもと違う印刷会社を使っており、うまいこと刷れてるのか製本はどれくらいの精度なのかなどいまたいへん不安です。加えて、ここのところ仕事が本当に忙しいのであまりチェックに時間がとれておらず、致命的なミスをしてるんじゃないかとドキドキしてます。頼むぜんぶうまいこといっててくれ~! 先んじて付属のシールは手元に届いてまして、テカテカな感じがめっさカワイイです。あとデカイ。48mm×170mmなんでデカイです。

東京流通センターで行われる文学フリマ東京37[す-28/秘密結社きつね福]ブースにて初頒布、そのあとオンライン通販やお世話になっている書店さんでも取り扱っていただく予定です。埼玉にある小声書房さんでは受注予約中です。よろしくお願いします。

当日は以下のポスターをババンと掲示する予定です。目印にしてもらえたら嬉しい。当日はどうぞよろしくお願いします!


この御札デザインが目印!




[追記]
ウィンチェスター・グランマ・ハウス、けっこうちゃんと前向きに考えてて、間取り図を作る私の工数はアホほど多いんですけどマジのマジでやりたいな~!の気持ちがあります。現状の間取りを渡して1本書いてもらい、もう自分に1度まわってきたら部屋も増えてるし自分が書いたところもぜんぜん変わってる!?みたいな驚きを作りたい、作りたすぎる。夏に帰省する6歳くらいからはじめて1年ごとに進み、18歳で祖母が亡くなって葬式に出る夏で終わり、みたいな。扉ページが12歳「タイトル入るタイトル入る」でドーン!と入ってたらよさそうだな~の想像がとまりません。でもレギュレーションを合わせるのもたいへんだし(細かい決まりごとやどこまでの変更を許容するなどはおいおい詰めるとして)、自由度もかなり少ないだろうし想豫するだけでハイカロリー、なにより長期になりそうなのでおいそれと声をかけるのは難しそうで、でもやってみたいよな~の気持ちです。私と鮭とば子以外にそんな酔狂な遊びにつきあってもらえる誰か、もし興味ありましたら何らかの手段でご一報ください。

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