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#ayumi_cinema〜Netflix編②〜

みなさん、引き続き、おうち時間は
いかがお過ごしでしょうか?

家の中にいすぎてストレスなど溜めてはいませんか?

そんなときは、すこし長めのお散歩をして、お花や季節の移ろいなどを目や体温で感じたりして、すこし疲れて帰ってきて、

ビールでも飲みながらNetflixで映画でも観ましょ。


お待たせいたしました。

Netflixのおすすめ映画レビュー、第2段です。

すきな映画は何回観てもいいですね。
むしろ2回以上観ると1回めよりも更に色々気づけていいです。




ウォールフラワー

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この映画のことを語ろうとする時、胸が熱くなって何も言えなくなるのはなぜだろう。

主人公は無口で大人しく、学校内で決して目立たぬよう存在感を消しながら過ごしている高校1年生のチャーリー。”Wall Flower(壁の花)”と呼ばれ、傍観者に徹していた。
そこで出会う、異母兄妹のパトリックとサム。
チャーリーはクールなはみ出し者の友達たちと、世界で一番愛する女の子に出会った。
そこから彼の孤独で退屈な日々は、劇的に変化していく。

物語の中でわたしのすきな名言がある。
「なぜ優しい人たちは間違った相手を選ぶの?」という問いに、
「We accept the love we think we deserve.」
という答えが返ってくる。

要するに、「人は自分に見合うと思う愛しか受け入れない」ということ。

是非ともみんなには、映画を観て自分なりの解釈を見つけてほしい。
わたしはこの映画、キャストも含めて全てが完璧だと思う。
これでこそ、ハイスクールムービー(青春映画)の金字塔だ。
王道すぎる、それでもいい。それがいい。



フランシス・ハ

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颯爽と、清々しいほどに、痛々しい。

舞台はニューヨーク。
ダンスカンパニーの研究生であるフランシスと、出版社で働くソフィーは、ブルックリンでルームシェアをしている。
大の仲良しであるふたりは、お互いのことを"セックスをしなくなったレズビアンみたい"と表現するほどなにをするにも一緒。 

白黒映画のスクリーンの中、主人公のフランシスは、駆けずり回り、転んで、しかし起き上がって、また駆ける。
しかし今作は絶対に暗く沈んだ雰囲気にはならない。
辛辣だけどどこか間の抜けた雰囲気で展開していく。そこがすきだ。

2014年、公開当初映画館で観たわたしは、当時21歳だった。
しかし、年月は過ぎ、2020年の今現在。
フランシスは、27歳。
そしてわたしも、いま、27歳。
あのときは、フランシスのことをすこし"27歳にもなって"、という目線で見ていたが、いまはなんだか他人のように思えず、心の底から応援してしまう……。
少女と大人の間、というには、数字だけで見ると、世間的にはもう充分成熟していてもいい年頃かもしれない。
しかし、(冒頭で「痛々しい」とは言ったが、)彼女はたくましく、かわいらしく、とても愛おしいキャラクターなのである。ゆえに変わらないで欲しいと身勝手にも想ってしまう。

映画の最後の最後のシーンで、小さなことなのだが、とても心地の良くセンスの良いサプライズが待っている。

ふわっとテンションが上がるので、ぜひとも1時間半ほど、フランシスを集中して見守ってみてほしい。



チョコレートドーナツ

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人が人を大切に想い、見返りを求めず、深く愛することがどんなことかを教えてくれる映画。

1970年台のアメリカ、そこにはセクシャルマイノリティに対する差別的意識がみんな当たり前にあった。
そんな時代に、ゲイカップルであるルディとポールが母親から見捨てられたダウン症の少年マルコを自分の子供のように育てるという、実話に基づいた話。

主人公のルディの愛情に溢れた表情、目線、笑い皺、その何から何までが伝えてくれる。
彼がどれだけ深く、マルコを愛しているのか。

作中たくさん涙を流すことがあるだろう。
それは、感動するからという生半可なものではなく、
怒りややりきれない悲しみに対してのある種絶望だということを、予め忠告しておきたい。

差別や偏見にまみれて本質を見失いがちになる、こんな世の中だからこそ是非とも観直したい作品だった。
わたし達は常に、自分の潜在意識と戦い、深く考えて行動していかなくてはならない。
世の中の風潮や他人の言うことに流されないで。
そういった無責任な行動は時に、この映画のように、取り返しのつかないことにもなり兼ねないのだから。



今回は3作品ご紹介しました!

映画館で映画を観たいなあ、ともちろん思うこともあるけど、おうちでNetflixも悪くないです。

すきなときにトイレに行けるし、眠くなったら寝ちゃえばいいしね。

とにもかくにも、今週もおうちで過ごしました!


また書きます!

ではでは。みなさんも健康にはお気をつけて!

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