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#24 陶祖まつり。陶彦社まで案内しましょうか。

 4月は「せと陶祖まつり」となります(令和6年は20日21日の土日となります。
 陶祖というのは加藤四郎左衛門景正で鎌倉時代に瀬戸に中国の進んだ製陶技術を伝えたとされる人です。瀬戸では藤四郎と呼ばれたりもします。
 その陶祖伝説については昨年ここに書きました。

 陶祖藤四郎は神さまとして瀬戸の中心「深川神社 陶彦社」に祀られています。瀬戸でせとものを扱っているからには陶祖まつりにここに参拝せずにはいきません(まあ普段から割と行っている方ですけど)。
 由緒ある神社ですので、陶祖まつりで瀬戸を訪れるという方もぜひこの機会にお参りを(どんな機会でもいいんですけどね)。

 それでは駅から案内開始です。

尾張瀬戸駅スタートで案内します!

 名鉄尾張瀬戸駅を降りたらそのまま東へ。眼の前に瀬戸川が流れていますので、上流に向かって進む感じです。陶祖まつりの2日間は駅前施設パルティせと周辺でもいろんなイベントも行われます。観光案内所もここにあります。お祭りや街歩きの情報はここで仕入れましょう。建物1階はもう藤井聡太八冠GO!GO!状態です。顔出しパネルもありますよ。

パルティせと。藤井聡太八冠がんばれであふれています!

 川沿いに戻って、最初の信号を渡ると陶器屋さんが軒を連ねます。ここでは「早速買い物してみたいけど、今買って重い荷物をずっと持って歩くのも…」とちょっとした葛藤も楽しみましょう。
 次は瀬戸信用金庫。前には青い郵便ポストがありますね。藤井聡太八冠にちなんでの将棋ポスト。詰将棋も楽しめます。ここもさらに東へ進みます。

青い将棋ポスト。奥の信用金庫支店には陶芸作品の展示も。
ここを過ぎたらまっすぐ行っても、すぐ次の角を左に曲がって商店街を抜けるのも……。

 古い和菓子のお店があります。名物瀬戸川饅頭がおすすめ。ここを過ぎたらそのまま瀬戸川沿いを進んでもいいですが、左に曲がって商店街(瀬戸銀座通り)のアーケードを進むのもありです。ほら、藤井聡太八冠のニュースでよく見る商店街です。シャッター大盤もあるのもここ。最近は新しいお店もたくさんオープンしています。

ここも藤井八冠のタイトル戦では中継が来ますね。
なんだかんだ言っても瀬戸市内は藤井八冠に夢中。

 商店街、川沿いを通っても大きな鳥居の前に出ます。鳥居をくぐり北に向かうと、ほら正面に深川神社!

大きくてまだ新しい鳥居。参道を進みましょう。
織部の瓦。細工も細かい。

 石段を登れば深川神社境内。正面が本殿。ここでぜひ見ていただきたいのが屋根。織部の美しい屋根瓦!晴れればキラキラ、雨で濡れてもシットリ、いつもステキです。参拝したら右へ。

大きな狐。迫力ありますね。

 赤い鳥居がいっぱい並ぶお稲荷さん。ここで見ていただきたいのは狐さん。手前は石造りなんですが奥には陶器の狐さんが。瀬戸では狛犬や狐が陶器で奉納されていることもよく見かけます。さあ、参拝したらさらに右へ。

陶彦社。

 ここが陶彦社。お疲れ様です。到着です。ここに陶祖藤四郎が祀られています。創意工夫の神さまです。
 最近は「お願いこま犬」が人気のようで、社殿前にたくさん奉納されています。一対(ペア)を社務所で受け、一つを願いを込めて奉納、もう一つは持ち帰って飾るというものです。ここには「なでこまいぬ」さんもいるので、しっかり撫でながらお願いしましょう…「いいもの作りが出来ますように」。
 ここ深川神社には陶祖・藤四郎が奉納したと言われる狛犬もあります。一対だったのが一匹に、さらには火事にあって脚をなくしています(今は木で脚は補修されています…なんて災難の多い狛犬さん…)。ということで、ここは狛犬とは縁が深い神社です。

なでこまいぬ。凛々しい。

 陶祖まつりの日はここからさらにあちこち見て回りましょうね。今年(令和6年)のおすすめは別の下記のnoteで。


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