サーカスの「平らな目線」が私を救った理由。(その③)
フランス、マグレブ、そしてサーカスへ。
フランス留学で「人種差別」について深く考えさせられ、…マグレブ諸国(北アフリカ、チュニジア、モロッコなどの国々)からの移民とはどういう人たちかを良く知らないまま、「人種差別を受けているけれど、アジア人のほうが、マグレブの人たちよりはまだ、ヨーロッパで受け入れられている」という、今から思えばわけのわからない「誰々よりはまし」という思考に冒されていた留学時代のあと、
「まてよ、おかしい…」
と、自分自身の思考を激しく疑問視し始める20歳代