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2024年からの、瀬戸内サーカスファクトリーの事業と目指す未来①

はじめに



2023年はソーシャルサーカスや日本現代サーカスネットワーク始動など、私たち瀬戸内サーカスファクトリーにとって、大きなチャレンジがはじまった年でした。

同時に「ポスト・コロナ(コロナ後)元年」であることを、じわり、じわりと、重みをもって感じ始める年でもありました。

以前の世界には戻らない/戻れないのであること。

コロナ下で、緊急事態の名のもと、いろいろなものを救おうと、大量の助成金が発動され、あわあわしながらも、助成金のおかげで逆に受注案件が増えたり、”常時”にはできなかった規模の事業ができたり…そんな間に、東京オリンピック・パラリンピックが行われたー。

狂乱と静けさの間に情緒はなく、ひたすらに、状況に押されて走り、踊り続けた3年。

ふと気づけば、「ポスト・コロナ」という、世紀末の世界にいる。
地球温暖化の勢いを止めなければ!と皆が声をあげている背後で戦争の砲火があがる。
黒い煙があがり、私たちは呆然と眺めるだけである。

いったい、この世の中で何ができるんだろう?
私たちに、何ができるんだろう?
若者は、こどもたちは、何を希望にできるんだろう?


SETOUCHI CIRCUS FACTORY ”ワーカーズWorkers!" 2024  撮影 宮脇慎太郎


瀬戸内サーカスファクトリーに、何ができるんだろう?


主語を、瀬戸内サーカスファクトリーに置き換えなければなりません。
瀬戸内サーカスファクトリーに、何ができるんだろう?

いくつかの答えがあります。
この答えは「意志」と言い換えられます。結果が現れはじめている部分もあれば、未知数な部分も大きく、あります。
ですが、意志として、2024年度から取り組むことを、少し整理してみたいと思います。

「コモンズ」「アート」「ネットワーキング」という3つの視点で、3章だてで書いてまいります。

【章立て】

コモンズ「場」
・KUMA LABO(開き、集まる場。ジャンル、年代、国籍も超えて)環境と職人の手仕事、生身の仕事
・ソーシャルサーカス(さまざまな特徴の人々の居場所)

アート「芸術」
・クリエーション
 作品創作と発表
・アカデミー(仮)「学びと発展」
 アーティストやスタッフの学びと発展の場づくり

ネットワーキング「繋がりづくり」
・MiCiNet
・CAN
・Circostrada

4回ないし5回に分けて書いていきます。
本稿①については無料公開をいたしますが、②以降は有料記事となり、瀬戸内サーカスファクトリー会員の皆様には毎月、続きをお送りしていくこととなります。

瀬戸内サーカスファクトリーについて
https://scf.or.jp


「風土がはぐくんだ唯一無二のサーカス」展2024 オープニングパフォーマンスの吉田亜希さん

瀬戸内サーカスファクトリーは現代サーカスという文化を育て日本から発信するため、アーティストをサポートし、スタッフを育てています。まだまだ若いジャンルなので、多くの方に知っていただくことが必要です。もし自分のnote記事を気に入っていただけたら、ぜひサポートをお願い申し上げます!