君を失うのが怖かった
出会った日からずっと
ずっと怖かったけど

君がいなくなっても
その気持ちは消えなかった

愛したそばから
僕の心は綻びはじめる
永遠を望むはしから
時が漏れ出てきて
僕はゆっくりと溺れていく

恐怖の混じった喜びは
胸を繰り返し貫いた
そうだいつかまた孤独になる
手を離さなければならない日が来る

どれほどの時間を過ごしても
僕たちは決してひとつになることはない
いつも出会い続ける
そして別れ続ける
一瞬一瞬
君と生死を繰り返す

世界中のかわいいを
全て集めたら君になる
そしてちっとも足りやしない
君を語り尽くせる言葉はない

君と出会ったその日から
僕の心は愛で軋み続けてる
全ての感情が波のように押し寄せて
うまく息ができない
時が流れることが
恐ろしくてたまらなかった

なみだ
つめたい からだ
生きていた君
知っていた
生きていることがどれほど
美しいことなのか

毎秒君を愛する度に
君を失う恐怖に怯えた
君を失えば
さらに痛み出す

よろこび を
噛み締めることだけに
体を使えたらいいのに
うまく愛せなかった僕を
君は許すより前に愛してくれた
愛してくれた

今も胸の中であたたかい
生きていたこと
あたたかかったこと
小さかったこと
交わした言葉

世界の片隅で二人で生きてきた
愛し合い守り合い
寂しがりの心をあたため合った
これからも僕たちは

永遠でも足りない
ずっと ずっと
ずっと

奇跡 が