【偶然SCRAP#29】The Frieze Futurist Cookbook(Frieze版「未来派の料理本」) from Frieze (2/3)

(追記2019年12月31日)
2日前に投稿した面白そうな料理の記事。翻訳に取り掛かったものの、レシピが詩だったりして、元々詩の読解力も、英語力も乏しい自分には限界を軽く超えてしまった。無理やり訳した。そもそも著作権的な問題もあるなかで、この英語力を「どげんかしたいな」ということで、改めて英語の勉強をし始めるきっかけになった。まずは海外のアート批評雑誌がどんなことを書いているのか?ということをリサーチし、反応を伺うことを優先にして、著作権の問題はとりあえず今年中は一旦保留。来年からの記事から対応する。

(初投稿2019年8月29日)
今日も前回に引き続き現代アート雑誌Friezeから「The Frieze Futurist Cookbook」(2019年8月23日付)というタイトルの記事を引用・紹介します。全3回の2回目。

この記事では、詩人が詩を作品として寄せている。記事を翻訳し始めた後に気づく。詩を訳さないことには、記事の翻訳を書き終えられない。一方で、自分の英語力と知識では詩を訳すことは不可能。ただし、ボツにするには勿体なそうな気がする。

ということで、雰囲気だけで突破する。それでも辛い。詩については気になる方は、この翻訳だと全然意味を捉えられてないと思うので原文を当たってください。

<以下、引用>

Heather Phillipson
Hot Mess (熱いグチャグチャ *Messの語源はFood)

一度、地球が出汁になったら(次のようなことを想像してみてください。折角の出来上がりを仮縫い段階戻すとか、逃げるようなビチャビチャする音をさせて毛穴からソースを出すとか、息の詰まるような手術の手順を全部逆にするとか、小指で素早く突けば固っぽくなるものがフォークで食べるにはドロドロすぎるようになるまで、温められた海のフライパンを狙い撃ちしてひっくり返すとか、我々がかつて多種の汚水でグツグツ煮た気持ちを思い出したり (うまみ)、我々の政府に面して自己再生するサナギのように自身の種を引きずり続けるビルベリー[ブルーベリーみたいな果物]をすり潰したりとか、そして古くて新しい普通になると脅してみたりとか)、えっと、ジューシーでセクシーな私たち、あるいは脂っこいコンフィーが丸ごと排泄するためにすすがれるというような普通のビジネス的な私たちの全てを想像するのは難しくなるでしょう。

それは君を黄褐色のゼリーに連れ戻しはしない、私たちがルウから前方に引っ叩いた偉大な日 (あなたのお母さん)

毛深いフィッシュケーキ

唸りとにがりへの熱望

どんな忙しい生活からもにじみ出る

雫ではなく液体の棒

雨どいをぴゃしゃりとしめる

芝生に巨大なひびを入れ

レギューム豆とオニノゲシを激しくかき混ぜる

たんぽぽの利尿作用効果のずぶぬれになっていないブーケを残さない(感謝)

さぁ、調理料理の大収穫のことなぞ忘れよう

見知らぬ人に降り注ぐ霧雨の日々の残り物を量り分けよう

もし強張った擦り傷が付いた太腿の塊を何度も殴っている自分に気づいたら、絶頂でこすれ

肉を母権制の干し肉に歪ませろ

無人の雨雲が鼻をグズグズさせて、ポタポタと雫をたらしてきたら、物事を手の内に収めてしまえ

穏やかな喜びを与えたり、受け取ったりする才能ある人のように

全ての思考を小さな球に分割して、小鼻を膨らませろ

日々、インドきゅうりをジャム瓶の中のそれらの思考に残せば十分か?

思考がほろ酔い気味で生き生きとしている中でも、夜通しあなたの内臓を監視するタイミングはあるか?

デスクでのランチの間中は、良い片目だけでも内臓に注意しておけ

その名も、安全な大地の終わりだ。昔は誰も知らなかった。

チェッチェッ、全部忘れちまった。糞のベシャメル。宇宙の小便よりも広く、もっと広く拡がる。宇宙の小便は、こんなんで構成されてる。動物の内臓と根菜類。ヒューヒューと我々の回りをぐるぐる回って混ざり合う。混ざり合うのは途方に暮れたゴホゴホという音。あなたの内側の原子、私の生殖腺、私の原子の速くて浅い呼吸のような音。誰かが大きなアレを噛じるかもしれないとしても、私たちは愛し合う。誰かが噛じってしまったとしても、私たちは愛し続ける。たった一つ驚くほど強いハラペーニョ効果の落とし穴があったとしても。その穴では、彼らはかつて頑丈なシダで亜麻布に印を付けていた。アオミドロのような私の永久の愛から戻る途中に進化したシダで。

さぁ、噛じった桃を焼いていこう

12個のマイナー・コードを使っていこう(一番ドラマチックなコードは後に取っておこう)そして、その残ったパンの耳に埋もれて待とう。パンの耳は今日の午後の食卓で、至るところで腹を向けているだろう。

悪いムードの音楽のために余地を残していてくれ

アウチ!

セロトニン検査のために送られた私の欠片の油が2リットル。特大サイズの天上の賄賂を見せる。

(増幅されたよだれ、よだれを垂らす雑踏、性的興奮する贅肉、グルオンに叩きつけられたクオーク)

唾は、すべてが煮詰まったもの

泣く、型に入れる、そして急速凝固

オーブをボチャン。大団円。大地のカリカリの粉を添えた指を舐めたくなる付け合せに落っことす。

空気がここでは重要。日々にピリッとする味を加える。下層の混ぜ混ぜをふわりと漂わせる。生理食塩水のサイドラインを超える本日のハードワークと膨らましカモメの混ぜ混ぜ。我々を立ち上がらせ倒れさせる間だけ。これを読んでる間も。

脂肪!脂肪!脂肪!脂肪!

ある意味で、生物発光を意味するキノコはもっとヨダレが出そうだーと唸る。それは下品で底なしだが、クリーム・ド・ラ・クレーム・ブリュレより予測不可能な君の顔のように、君が1分前に確信していたものすべてに毒を吐きやしない。いつも震えてるように見える種族、双方向のワームホール、ガタガタ揺れて目眩がする、泡を吹く

ごめんなさい。私たちは世界を貪り食いました。それは苦しくて、ギュッとしていました。

吐き出して、それに力を注いでください。

荒野は燃えている。

Heather Phillipsonは、ロンドンを拠点とするアーティストで詩人。彼女はロンドンのトラファルガー広場のthe Fourth Plinth commission及びTate Britainの the Duveen Galleries commissionに選ばれ、どちらも2020年に展示予定。

<引用ここまで>

今後は書き始める前にちゃんと読もう。。。

こんにちは