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[偶然SCRAP#26]Kiss My Genders(私の色んな社会的性別にキスをして)

Kiss My Gendersは、2019年6月12日から9月8日までロンドンのHayward Galleryで開かれている展覧会だ。

概略

Kiss My Gendersは、30人以上の国際的なアーティストを称えるグループ展で、彼らの作品はGender Identity(性自認)について探求及び関与している。
(中略)
Kiss My Gendersは、過去50年に渡る世界中のアーティストによる100を超える作品を集めている。彼らはGender fluidity(性的流動性)、non-binary(女性にも男性にも分類されない性別認識)、trans(生まれた時の性別とは反対の性別に属していると感じ、それらを性的な振る舞いで表す人々)、intersex(女性または男性の典型的な定義に合致しないと思われる生殖・性的構造を持って生まれた人)について表現及び関与するために幅広いアプローチを用いる。

注目アーティスト
Ajamu, Travis Alabanza, Amrou Al-Kadhi & Holly Falconer, Lyle Ashton Harris, Sadie Benning, Nayland Blake, Pauline Boudry & Renate Lorenz, Flo Brooks, Luciano Castelli, Jimmy DeSana, Jes Fan, Chitra Ganesh, Martine Gutierrez, Nicholas Hlobo, Peter Hujar, Juliana Huxtable, Joan Jett Blakk, Tarek Lakhrissi, Zoe Leonard, Ad Minoliti, Pierre Molinier, Kent Monkman, Zanele Muholi, Catherine Opie, Planningtorock, Christina Quarles, Hannah Quinlan & Rosie Hastings, Hunter Reynolds, Athi-Patra Ruga, Tejal Shah, Victoria Sin, Jenkin van Zyl and Del LaGrace Volcano.
ー(Hayward Gallery HP から引用)

レビュー

この展覧会は、複数の5つ星のレビューを受けている。
・人間とはどういう存在かについて深い方法で関わっているーThe Guardian紙
・Activism(行動主義)の決定的に重要な感覚を伴った極めて興味深い展覧会ーThe Evening Standard紙
・Kiss My Gendersは、 まばゆいばかりの作品達(ーMetro紙)の草分け的な展覧会(ーThe Telegraph紙)だ
(Hayward Gallery HP: overviewから引用抜粋)
・固定化され、二元的なアイデンティティを覆すアートーThe Guardian紙
・Kiss My Gendersは、包摂性と流動性の暴動をギャラリーに持ち込むーCulture Whisper紙
・もし、アートが偏見の鼻をへし折る手伝いができるのなら、それは正しいことをすることだ。ーTime Out紙
・キスして語る価値のあるアートーMetro紙
・完全に明確なメッセージとは?流動性=ワンダフルーElle UK
・ジェンダーの二元論を破壊する作品を中心にした画期的な展覧会ーBritish Vogue
・非常に独創的な彼らの作品は、ジェンダーだけでなく、人類をも超えていく。ーFrieze
(Hayward Gallery HP: reviewsから引用抜粋)

作品例:Phila I, Parktown(2016), by Zanele Muholi

視覚的なアクティビストのZanele Muholiにとって、写真は「人々にとって可視化され、尊敬され、認識されるための場」である。2006年、Muholiは、南煽りかの黒人レズビアンとトランスジェンダーのコミュニティのメンバーたちの記録を始めた。後のシリーズである「Crime Scene(2012)」は、同じコミュニティに対して日常的に与えられる残忍な暴力に目を向けている。

「Phila I, Parktown(2016)は、Muholiの現在進行形のセルフ・ポートレイトのシリーズ「Somnyama Ngonyama: Hail the Dark Lioness(黒きメスライオンを歓迎せよ)」の一部だ。このシリーズでは、Muholiは、心理学的または政治的に深い意味を持つ精巧な衣装や背景幕を作るために自国の日用品を使う。このシリーズの各イメージについて、Muholiはコントラストを変更して、暗いトーンを強調する。Muholiは「Somnyama Ngonyama: Hail the Dark Lioness」では次のことを訴えていると言っている。「私が特権階級の他者によって継続的に演じられていると感じる黒さを取り返しているんです。」
Hayward Gallery HPから引用

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Zanele Muholi, Phila I, Parktown (2016). Courtesy of Stevenson, Cape Town/Johannesburg and Yancey Richardson, New York © Zanele Muholi
参照元:Hayward Gallery HP

東京マラソンのメインビジュアル

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参照元:TOKYO MARATHON 2020 HP

メインビジュアルのコンセプトについて
職業、年齢、性別、国境を越えて、「走ること」が普段の生活の中に融合していることを、多様なイラストによるアイコンで表現しています。
健康のために走るという人もいれば、愛する人のために走るという人もいる。
また自分の記録や限界をどれぐらい超えられるかを楽しみに走る人や東京の街を楽しむために走る人もいる。
そして、走る人を支える人と、応援する人がいる。
「走ること」をいろいろな形で楽しむ人たちがこの東京マラソンという場に集ってきます。
キャッチコピーは「Show Your Story.」。多様なストーリーが東京マラソンで走りだすことを表現しています。
TOKYO MARATHON 2020 HPから引用

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