見出し画像

【呟き】もしも、全身の毛がなくなったら[前編]

最近は「脱毛」の広告をよく見かけるようになった。大人に限らず子どもだって脱毛したいなんて言い出す時代なんだと、Yahooニュースで驚きを得る。

男女問わず、概して毛というものはいらない存在のようだ。ただ、頭の毛ほうはいつまでも若々しい艷やかな髪の毛が望まれる。別格だ。

「すね毛がほしいです」
「胸毛はやしたいです」
と言ったら、たいていは相手を返答に困らせる。

「鼻毛が長かったらいいなぁ」
「まつ毛が長かったらいいなぁ」
この違いがすごい。

髭くらいなら割と良いのかもしれない。
髪の毛と髭、そして何よりもまつ毛をヒエラルキーのトップに据えて、「毛」達のカーストは今日もしのぎを削っている。

24歳くらいに病変で突然すべての毛がなくなった自分にとっては、そんな幾多の毛のストーリーに正直複雑な気持ちになってしまう。

せっかくなので、すべての毛が無くなってよかったことと、困ったことをまとめてみた。

これから脱毛を考えている人や、私のように望まぬ脱毛を強いられそうな人は参考にしてほしい。

そうだ、そうだ。
感情は一旦シェイビング・クリームとともに置いておこう。

毛が無くなってよかったこと

①散髪代がいらない
シンプルに経済的だ。年間で考えると、散髪代と髭剃りで2万円くらい浮いている気がする。
②夏は涼しい
涼しい。が、日焼けをしないようにサマーニットを被ると逆に暑いこともある。
③清潔感が感じられる
すね毛なし、腕毛なし、胸毛もともとなし。
④若くみられがち
白髪にならないから割と若くみられがち。というか、年齢がわかりにくい。スキンケアはかかせないが。これはちょっと個人差あるかもしれない。
⑤髪型考えなくて朝が楽
朝起きて、3分で出勤可。しんじられない。
⑥睨みがきく
眉なしスキンヘッドに睨まれたら、そりゃあね。怖い……よね。
⑦覚えられやすい
見た目問題でもありますが。割と営業とか向いている。

つづく

次回は毛が無くなって困ったこと



よろしければサポートお願いいたします。サポートは本屋を再建するための資金にします。