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えええん奏

『出る側つってもこっちだってチャージ払ってるからね?』

永ちゃんだって自分の曲を演奏するのに著作権使用料をステージごとに払ってますけどね?

花見にギター持ってきたとかじゃない限り、『ステージ』に対する費用が必要で、音響機材、照明、オペレーター、スタッフ、著作権使用料、家賃、上下水道代、電気代…何から何まで全部タダなんてハズ無いですからね?

『そんなもの今まで一度も払った覚えが無い。』

お店かスポンサーかが出演者に代わって払ってくれているのが一般的ですね。それか常にお客さんでいっぱいのステージを続けておられるかどっちかですね。

『なんで演奏するのに金を払わなければいけないのだ?』って思うなら、企画から集客からお金の管理まで全部自分でやってみればいいし、それもイヤだっつーんなら家でスマートフォンに向かって一人でやってればいい。

『自分の客じゃない』

いつだって、わざわざ家から交通費払って時間使って観に来てくれる人が一番に決まってる。それは自分の演奏を観に来てるお客さんじゃないとしてもですね。

『アナタは私を観に来てないんだから出てってください。』とは言えないどころか、誰か知らないコイツの演奏も観てやろうと思ってくれる『自分の客じゃない』その人へ向けてもステージをやるだけですね。

たぶんそれがそのステージに立つ条件じゃないですかね?

もしそれが屈辱的だと言うなら、ステージで土下座でもして帰らせてもらえばいいんじゃないんですか?『プライド』っつーんならジャイアンみたいに自分で客席を一杯にしたらいいだけの話ですもんね?

いつだって誰だって文句は好きに言えばいいと思うけど、会場をいっぱいに出来てからじゃないと説得力は無いですね?それまでは上手いも下手も、キャリアも年齢も、プロも素人も、なってようがなってまいが関係ない。

ステージに立つ以上、常に『いいステージ』を作り上げるしか無い。練習じゃないんで。ライブなんで。勝負なんで。その時間のそのステージしか無い芸術作品なので。それを会場のお客さんに評価してもらうしかないので。

なので沢山のお客さんに来て欲しい。その為にいいステージになるようスタッフ共々がんばるしかない。

ミュージシャンはお店の為に、お店はミュージシャンの為に。一蓮托生なんすよね。

なので『なんでチャージ払わなアカンねん。』じゃないってことです。

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