見出し画像

デブラ・ウィンガーを探して

いや、もう『ジェーン・フォンダ先生に聞いてみよう』でいいんじゃないか?というくらい、最後にすべてを答えてくれているので、まだ観てないって方は、ちゃんと最後まで観た方がいいです!

十中八九『え…この調子で続くん?』ってなるからです。

例えば、最初の『え?』ってタイミングで休憩をはさんでもらってもいいかも。でも必ず最後までご覧いただきたい!

『映画女優』でなくとも、普通に『働く母親』として通じる話だと思うので。

『映画女優は特別な仕事』という前提で喋ってるから少々鼻につくかも知れませんが、それこそが映画女優としての、しかもハリウッド女優としてのプライド、むしろそうあって欲しいとも思ってる。

ロザンナ・アークエットの初監督作品です。パトリシア・アークエットのお姉ちゃんです。家族はみんな映画関係者という家に生まれ、仕事(映画)と家庭の狭間で悩む『40代女優』のありのままの思いをパッケージした映画となっております。

いや、これ、名作じゃないの?

映画会社の重役がやって来て色目を使うとか、オーディションでは胸の大きさが左右する話とかね?ハリウッド女優たちが愚痴る愚痴る(アハハ)

今の日本のポリコレ界隈の騒ぎ方はこの映画よりももっと作為的でみすぼらしいけど、たぶんロザンナが言おうとしていることはちょうど今の日本のエンタメ界隈に通づるもんがあるんじゃないか?と思う。

『母親』と『女優』そして女として仕事との向き合い方…この映画を観てハッとするのは女性だけじゃないとは思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?