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World IA Day Fukuokaというイベントに登壇した

今日はイベント参加のレポートを書かせていただきます。数日前の話にはなりますが、World IA Day Fukuokaというイベントに登壇いたしました。


World IA Day Fukuoka 2021は、情報アーキテクチャ(IA)に関するオンライン・カンファレンスです。
World IA Day は、情報アーキテクチャについての知識を広め、専門家コミュニティを盛り上げていくための世界的なお祭りです。2012年から毎年開催されてきました。世界中の都市で、地元の専門家が毎年集まり、トーク・イベントやワークショップが行われてきました。
情報アーキテクチャとは、ウェブサイトやアプリなどのデジタル製品の設計に関する専門分野です。「情報設計」とも呼ばれます。複雑な物事を分かりやすくする「理解のデザイン」のための技術です。今日デジタル製品を設計する人たちの実践の基礎を成しています。
今年のWorld IA Dayは2月27日(土)です。世界中の約40都市でイベントが開催されます。今年のグローバル・テーマは「Curiosity」(好奇心)です。福岡では、政府の緊急事態宣言により「不要不急の外出自粛」が要請される状況になっているからこそ、「場所性」について考えるプログラムを企画しました。

個人的なことをいえば、これまでもWIADには参加してみたいと思っていたわけです。主に海外で行われていたというのが一番ではありますが、思い切って参加することができず、(主にお金の面で)「いつかは・・」という気持ちでずっといました。

数年前だったと思いますが、オンラインで配信をされていたものはキャッキャ言いながら参加したわけですが、今回なんと登壇という形で参加しわけです。誘ってくれた石橋さんには本当に感謝です。

僕に与えられたテーマは「リモートワークの情報設計」というものでした。話の段取りとしては、テーマを与えてもらったという格好だったわけですが、ちょうどいくつかこちらのnoteでも書いていたテーマだったので、改めていくつかをまとめて考えることができました。

細かいところは、アーカイブ動画をみていただければと思いますので、ここではざっくり記載します。

今回「リモートワークの情報設計」というテーマではありましたが、僕自身の業務の関係上、どうしてもコミュニケーションというものが主軸になってきます。なので、今回はリモートワークの中でも、「オンラインミーティングなどのコミュニケーションにおける情報設計」という形で話をさせてもらいました。

今回、伝えたかったのは、

✅ コミュニケーションとして考えるのなら発信側だけではなく受信側にも情報設計は必要だ
✅ 発信側は相手のコンテキストをしっかり捉えなければならず、そこで忘れてはならないものは「ながら」の存在
✅ 受信側は受信側でリアクションという非言語のコミュニケーションをする必要があり、そこをきちんと設計しておいたほうがいい

という話をさせてもらいました。20分という枠ではありましたが、結構しっかりと話すことができたのではないかと思っています。

セッション時のツイッターも拝見したところ、僕の伝えたいメッセージは届いていたようにも思います。すごく満足でした。この辺りは近日ポッドキャストででも語ってみようと思います。

さて、全体を通してですが、IAに対する知見や考え方がまだまだだなという感覚を覚えました。みなさんからは気づきを得たという感想をいただいたのですが、実体験からくる言葉でしかないのでやはり僕はアカデミックな会話がなかなか難しいというのは実感です。

まぁ逆にそれが新鮮だったのであれば僕の価値はそこにあるのかもしれません。普段はWebとかの世界でIAを考えることが多いですが、こういうIAの専門家のみなさんと会話すると、歴史や哲学、土地の話やジェンダーなどもう様々なところに話が広がります。しかもすべてが深い。

まだまだそこにはいくことができないなぁ・・とも思いましたし、同時にそこは僕はいかなくてもいい領域だなとも思いました。

僕の場合は、IAの基本概念をもっと一般化できるようにしたいかなというのが正直な部分です。少しでも多くの人が知っていい概念だと思っているので、その方向で考えるIAでいたいと改めて思ったのでした。

いやぁ、すごくいい機会をいただき感謝です。

もしよかったら感想などもいただけると嬉しいです。



もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!