プロンプトを打ちまくれ
人工知能・・とくに生成AIに触っているとどうしてもインターフェースとして「プロンプト」というものに触れなければなりません。今回はこのプロンプトについてです。※過去の人工知能に関する記事はマガジンにまとめています。よかったら覗いてみてください。
そもそもプロンプトとは?
普段生成AI関連に触れていない方にとっては、プロンプトってなに?ってことになると思いますので、簡単に説明しておきます。
プロンプトとは、
と書いてあります。
横文字になってはいますが、結局はこちらに書いてあるように、「ユーザが入力する指示や質問のこと」です。 #わざわざカタカナで言うな
プロンプトとは、人工知能に何かをお願いするときに使う言い方みたいなことです。
人ならムッとするけどAIはムッとしないよ、今のところ。
人とのコミュニケーションだと、言葉がよくなかったり、仮に同じ言葉でも相手の機嫌次第で、ムッとされたり悪印象を与えたりすることもありますが、人工知能は今のところ、それがありません。 #ドラえもんはムッとする
今のところ、わりと人工知能はいいやつです。ChatGPTとかも「もう一回」「もうちょっと」「今の違う」などと人間相手に使うと(使いすぎると)、「は?(怒)」となるような反応をされるような振る舞いをしても、丁寧に返してくれます。
この状況を活用せよ
さて、今回のタイトルである「プロンプトを打ちまくれ」ですが、ただのストレス発散で打てということではありません。そこが目的になるのであれば全くの生産性のないことですので今すぐやめてください。AIが変な学習をしてしまいますからね。
「打ちまくる」目的は、
どういう指示を出したら、的確な答えが返ってくるかを検証する
というものです。
✅ こういうプロンプトを打ったら、この方面のアウトプットが発生する。
✅ 指示の内容をどう組み立てると理解がよい(or悪い)
✅ 端的な言い方とは?
この辺りを探る、いわゆる壁打ち相手として人工知能を使おうということです。だってイラッとしてこないからね。 #今のところ2023年
行き着く先はコミュニケーションだ
「どういう指示を出したら、的確な答えが返ってくるかを検証する」を続けると、それは人工知能の扱いが上手くなる・・だけではありません。これがわかってくると人と人とのコミュニケーションにおいても非常に良い効果をもたらすと思います。
僕たちは日々のコミュニケーションにおいて、「良いコミュニケーションをとりたい」と願っています。過去も何度も言っていますが、「わざわざ悪いコミュニケーションを取るために努力をする人」はいないわけです。
しかし、なかなか人が相手だとそうはいっていないのが実態です。これまでは試行錯誤を繰り返しながら、人を相手にうまくいく、いかないを繰り返してきました。その過程では人間関係が悪くなることもあったでしょう。
その「うまくいく、いかない」をある程度人工知能相手にテストできる環境があるわけです。いいコミュニケーションを作っていくためにもこのプロンプトを打つというのは、壁打ちというか筋トレというか、便利なシチュエーションではないかと思うわけです。
ChatGPTであれば相手の設定をしてしまえば、壁打ちの制度は一気にあがるわけですから、シミュレーション的にやってみてもいいでしょう。
なんのための人工知能か?を忘れない
人工知能との付き合い方とか、人工知能の扱い方とか色々議論もされますし、考えることも増えてきてはいますが、やはり「なんのために?」を飛び越えてはいけないと思っています。
この「なんのために?」の答えは、いくつもあっていいと思います。その時々によって変わってきて当然です。そんなに僕らは単純じゃないです。今回のテーマで言えばこの「なんのために?」は、
「よりよいコミュニケーションを作るために」です。
よりよいコミュニケーションを作るために、プロンプトを打ちまくれ!
ってお話でした。
==========
最後まで読んでくれてありがとうございます。
もしよかったらスキのアクションをもらえると励みになります。
またコメントもぜひお願いします。すごく喜びます。
重ねてご案内になりますが、
このnoteの他に週に一回水曜日の朝に
ポッドキャストを配信しています。こっちではSpotifyのリンクをご紹介しています。
興味があれば聞いてみてください。
もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!