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give & giveについて考える

「タダより高いものは無い」とはよく言ったもので、タダでものやサービスをもらうと結果高くつく。

1. Takeの状態

行動経済学では相互以前状態と言って「特に理由も無く贈り物やサポートを受ける(つまりTakeの状態)と、それを上回る額のお返したり、本意ではない買い物をしたりして返礼に務める」という実験結果がある。
つまり、タダでもらうと余分なコストを払う事になる。

2. 失うもの

さらに、個人的には他人のものやサービスをタダで受けとると(Takeの状態)、自分の能力を下げる事になる。
少し自分で調べれば分かることを人に聞きまくっていると、自分で調べる能力を少しづつ失っていく。
全く畑違いなら良いが、もし自分の専門分野や担当の仕事だったりしたら、自分の価値は頼むたびに下がっていくだろう。(もし、教える側だったら正直「使えない奴」というレッテルを貼ってしまう)
この状況においては、教えている人は能力が向上しているが、教えられている人は相対的に能力が下がっていく。この様に直接的な影響は無くても、世界の誰かが同じ状況で頑張る人と頑張らない人の間で相対的に能力差が生まれていく。現状維持と考えただけで、使えない奴が完成する。

3. giveは楽

世の中の自己啓発系の本や文章にgiveしましょうと書いてあるが、あれは「giveの方が楽ですよ」という意味合いで受け止めといけない
giveって言われても「何をgiveしたら良いかわからない」とか考えているのは思考停止状態で、giveする事で自分の可能性や方向性を考えましょうというわけだ。
そうする事で将来的に役立つ人間、つまり『付加価値を付けられるからお金を稼ぎやすくなるよね?』と。

まとめ

つらつらとgive&giveに関して書きましたが、実際仕事をしているgive&giveの方が楽だと思います。
例えば、古い働き方の企業でリモートワークをいきなり推奨される場合など、イレギュラーな変化が人生の中で起こったときでも、自分のコントロール出来る範囲が広いので、活躍する人材と評価されます。
評価されると、少ない労力で物事を進められるので、レバレッジを効かせて仕事を進めることができるので楽になります。

「知ってるわ!」思うかもしれませんが、今一度自分の中のgive&giveを考えてみても良いかも知れません。


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