たけるがお姉さんに小さいと言われてから、何も変化はなく。お姉さんに関しては良く一緒にいる男の人が違うくらいで然程私たちには何も変わりがなかった。

性的な事情以外は。

特に、お互い好きでも嫌いでもなかった

きっと好奇心の延長線だと思う。

たけるとキスをするようになった。

だんだん、大人がなぜキスをするのか

2人ともわかるようになった。

だんだんふわふわしていく感覚を

小6で覚えてしまっては

大変だ。

大人に怖がられる子供の完成だ。

きっとコレが大人にバレるとまた

保育所の頃のように引き離されてしまう。

そう思って2人でこそこそ会うようになった。

長いキスをしているときは

なぜかたけるは私の胸を触っていた。

最初は何がいいのかわからなかったけど

次第にそれもふわふわした感覚になれる材料だと知った。

学校ではみんなに付き合っている付き合っていると

茶化されていたが

そうではない。付き合っていない。たけるはまだ

お姉さんが好きだし私は、とくにそんな気持ちを抱く人も居なかった。