料理、やめました。
合コンとか、普段のさり気ない会話でも、
「料理作るの?」
って異性から聞かれることがよくある。
そりゃ「食欲」は人間の三大欲求の一つだし、ほとんどの人間が一日に必ず一回は食事を取る。
不味いご飯を作る人間より、美味しいご飯を作れる人間の方が魅力的だ。
無論、私だって料理をする男子が大好きだ。
好きな人が、自分のために作ってくれたご飯を食べる・・・だと!?想像しただけで心が騒ぐ。
昔の彼と同棲していた時も、何度か彼のために慣れない包丁を握ったものだ。懐かしい。
でも私は、彼との同棲期間中に「料理をする」という行為をやめた。
なので、「料理するの?」と聞かれた時も、「料理やめた」って答える。
「えw苦手なだけでしょwww」ってからかわれたりもするが!
でも、私はこの行為をやめたのだ。
だって、楽しくなかったんだもん。
「料理をしなきゃ」症候群
元彼と同棲しはじめ。
帰るのが彼より早かった私は、ちゃんとご飯を作ろう!と意気込んでいた。
帰ったら一緒にご飯を食べたかったし、どうせなら自分が作ったものを食べてもらいたかった。
でも、そんな思いとは裏腹に、仕事の都合で帰宅が遅い彼。
大体帰ってくるのは23時くらいだったかな。
私は当時20時には買い物して帰宅し、ご飯を作り、21時には完成する。
消化のことも考えて早く食べて、ゆっくりして寝たい!なんて考えていたけれど、当時のご飯を作る大きな目的は「彼と一緒にご飯を食べる」ということだったから、待っていた・・・。
いや?
おかずを少し残して食べた時もあったか。彼が帰ってきたときに一緒に残りのおかずを食べたりもした。
でも、元々何も予定のない日は23時には寝たいタイプだったので、どんどん「彼の帰宅を待つ」ということが億劫になってきて作って先に寝てるなんてことも増えてきた。
そういう風に過ごしていたら、
気づけば「料理」が好きでなくなっていた。
そう、私は
・彼に手料理を食べてもらう
・一緒に彼とご飯を食べる
というこの2つが「料理をする」大きなモチベーションであり、好きなことだったのだ。
「料理を作る」過程はそんなに好きじゃなかったのだ。
土日に一緒に料理する時間は楽しめたけど、1人になった瞬間、どうしてもこの行動が好きになれなかった。
何週間か後に、ムスーとしている私を見て、
「苛々するなら、料理やめたら?」
と彼が提案してきた。
そうだ。
よくよく考えれば、彼は一度も私に料理をしてとお願いしてきたことなんてない。
作れば「ありがとう!」って言ってくれるけど、元々人に何かを求めない人だし、「●●して」なんて言われたことなんてない。
自分で勝手にやって、自分で機嫌悪くなって。最悪だな私。
一緒にいるのは、お互いを幸せにするためなのに、このまま料理を作り続けていたらお互いの関係性が悪くなってしまう。
料理を作るのは、その過程が楽しめる時(自分の「作りたい欲」が湧き上がった時)か。彼と一緒に過ごす日だけにしよう。
自分で自分のストレスを減らして幸せにしてあげないと、彼のことも幸せにできない気がした。
「料理を作る」という行為を「してもしなくても良い行為」に格下げした途端、心が軽くなった。
自分が作りたいときに作って、作りたくない時は作らなくてもいい。
●●しなきゃいけない。って頭の中に考えてるだけで、実際はしなくても誰かに殺されることなんてないし、誰かから恨まれることなんてない。
自分で自分のことをいじめていただけだったんだ。
だから、
私はこれからも「料理」は日常的にしないだろう。
子供ができたときには、一生懸命離乳食を考えて我が子のために作るだろうけど。
今はまだいい。
自分の幸せを一番に考えることは、自己中だと思われがちだけど。
でも、自分が幸せにならないと他人の幸せは考えられないと思う。
だから私はこれからも、料理をしません!!!
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