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はじまりのうた

 歌声を聴くまで全く気づかなかったけど、まさかまさかグレタの恋人役はマルーン5のボーカルじゃないか。しかもちょい役じゃなく、なかなか重要な役だから意外だし思い切った感あり。

 プロディーサーのダンは過去の栄光にすがっているだけの酔っぱらいだし、食い逃げしちゃう程のロクデナシ。落ち目だけど憎めないが、残念ながら自分はダンに親近感も共感も起こらなかったな。

 屋外でレコーディングしたり、PCを使ってDTMで音楽を編集してるとこが今っぽいくていいと思うけど、そんなにいい曲とも思えないし、グレタ自身に独自性がないというか、映画の唄なんで、まともに善し悪し言ってもしょうがないとは思うけど、もっと個性とかなかったんかな?

 レコード会社と直接契約せず、ネット配信で音楽を提供していくところも今っぽい。そういうアーティストが成功する時代だからもっと先が見たいとも思うけど、先が見えたら映画としてつまらないか。

 決してつまらない映画じゃないけど、もう一度観たいとは思わないな。

 ★★☆☆☆

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