ポストオカダ新日の鍵を握るAEWとスターダム

新日本プロレスからオカダカズチカ、ウィルオスプレイら団体の顔である選手が離脱して月日が経ちました。
 ポストオカダ時代にどんな選手が主役になるのかの期待と、他団体との関係の変化の連続でした。新日本プロレス内部ではニュージャパンカップでの辻陽太が優勝とシカゴ大会でのモクスリーIWGP戴冠。今はGW連休後半のレスリングどんたくとオールトゥギャザーに向けて動いています。
その後はカリフォルニアでおこなわれるアメリカ大会、ベストオブスーパージュニア、ドミニオン、そして毎年恒例となったAEWとの合同興行フォービドゥンドア3と今後も大きなイベントが続いていきます。

ポストオカダ時代の新日本は今どうなっていて、今後どうなっていくのか?
これまでを上回る世界へ出る策を実行しており、4月にはシカゴ大会と台湾大会がほぼ同時におこなわれました。
内藤、ヒロム、ザック・セイバーJr.、石井、海野、成田らがシカゴ大会、
棚橋、SANADA、EVIL、鷹木、辻、上村、Oカーンらが台湾大会という形です。
これらを行えたのは他団体と関係性がまた変わってきたためです。

1.AEW


世界最強のプロレス団体、WWEとのバチバチの対抗意識で話題になっているAEW。AEWのジョンモクスリーに新日本最高のベルトであるIWGP世界へビーが流出。あちらの団体で防衛戦も行っています。
新日本プロレスはAEWの二軍なのか、棚橋はAEW社長トニーカーンの靴を舐めている・・
現在はゲイブ、辻、上村ら若手選手がそんな状況に噛みつくことで、存在感を示して合同興行フォビドゥンドアに向けて因縁を作っています。

新日本プロレスのアメリカ戦略の鍵を握るロッキーロメロは伝え聞くところでは、AEWと新日本プロレスアメリカの両方で副社長として働いているということで、新日本プロレスがアメリカ、イギリスで活動する上ではAEWとより一体化していくことになるでしょう。

今年はAEWでの事件で使いづらくなっていたジャックペリーが新日本プロレスでの修行をえて、ヒールターンして復帰。大きく殻を破りました。
これはロッキーロメロがトニーカーンに提唱していたことらしく、ジャックペリーの成功でギミックを変えたいAEWの若いレスラーが新日本プロレスに出張しに来ることも今後増えていきそうです。

2.スターダム


団体創設者と選手の離脱という大きな波の中にあるスターダム。大きなニュースとしてはブシロードの管轄から新日本プロレスの子会社となりました。
新日本プロレスからするとこれまで妹分だったのから、娘になったという形でしょうか。

シカゴ大会と台湾大会ではどちらもこのスターダムの選手同士の試合が組まれているように、新日本プロレス海外展開の武器となりそうなのがこのスターダムです。
またAEWのトニーカーンが、女子プロレス強化のために協力を欲しがっている存在でもあります。
上記のフォビドゥンドア3でもメキシコCMLLと共に参戦が言われており、スターダムは新日本プロレスのルートを使って国内の興行を安定させ、同時に海外に名前を売るチャンスとなるでしょう。

3、まとめ


以上の2団体に加えて、普段の興行で欠場者の代理として、これまでに交流の少なかった団体から選手が出場することが増えました。
2年前から武藤敬司引退など付き合いの続くNOAHに加えて、今はDDTとドラゴンゲートとのつながりが増えてきているのです。
プロレス連盟合同興行オールトゥギャザーのメインは海野・清宮・上野VS上村・シュン・竹下。
このなかでは竹下選手はAEWの番組でジョンモクスリーのもつIWGP世界へビーに興味を示している姿もあり、竹下選手をはじめ、新世代が一皮むけるための壁となるレスラーを他団体から借りるのが今の動きなのかもしれませんね。


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