新日本プロレス、KENTAとジェイ・ホワイトの絆

まさに新日本プロレス、特にBULLET CLUBにとって激動の2週間でした。1月末に新日本プロレスのIWGPUSヘビー級王座争奪戦が配信番組のNJPW STRONGで放送することが決まりました。そして2月1日に退団するかもと言われていたジェイホワイトが復帰。自分達が"リアルバレットクラブ"だと宣言し、AEWのバレットクラブを牽制しました。(YOSHIHASHI選手への残虐ファイトはヒールとして最高の仕事でした)そして2.4(アメリカ時間の2.3)KENTAの歴史に残るAEWへの乱入と対モクスリーでケニーオメガと組んでのタッグマッチの決定・・・。

"禁断の扉"が開かれた今、今後のストーリーはもう予想がつかずワクワクしながら見守るしかないのですが、ひとつの予想である「KENTAはケニーオメガと組むならBULLET CLUBからは追放になるのでは?」について考え、お気持ちを表明したいと思います。

KENTAとBULLET CLUB

2019G1最終日での柴田勝頼への裏切り、2020での東京ドームへの内藤哲也への襲撃、そして2021年にAEWに乱入したトレンド男KENTA。かつてのノアのエースとしての戦いから30代のレスラーから国内外問わずリスペクトされ、WWEに挑戦し不遇の日々の中で自己プロデュース力をつけた私がプロレスを見るきっかけになった選手です。バックステージのKENTA劇場で大きな話題を呼び、Twitterで日本語と英語を駆使し日米のファンに発信する姿は今回のドアを開く役目に適役だったと思います。

(アングル上は)タマトンガ選手からスカウトを受けBULLET CLUBに加入。私はまだファンになったばかりで事情は疎いですが、アメリカ進出での市場拡大を狙う新日本プロレス、外国人選手を中心として国外の人気もあるBULLET CLUB、アメリカ在住でアメリカでの活躍を望むKENTA選手がマッチした形でしょう。

ジェイホワイトとKENTA

※決して腐女子的な話ではありません。

そしてリーダーであるジェイ・ホワイト選手のG1決勝の入場で早速Tシャツを着て登場。プロレス界のレジェンドであるKENTAが俺のBULLET CLUBに入ったぞ!というアピールをするジェイホワイト。そこからKENTA選手はBULLET CLUBのシングル2番手としてリーダージェイホワイト選手と行動を共にしてきました。

例をあげると11月の大阪でのタイトルマッチではジェイが後藤、KENTAが石井と抗争(対CHAOS)。年をあけ世紀の乱入を起こした後はKENTAが内藤哲也、ジェイがSANADA(対ロスインゴ)。NJPWstrongでもイリミネーションマッチなどでタッグを組み、昨年末もジェイが飯伏幸太、KENTAが棚橋弘至→ジュースロビンソンと抗争していました(対本隊)。昨年末のタッグでは互いに挑戦権利書の入ったブリーフケースを持ち2人でブリーフケースクラブ!(BULLET CLUB→BCというネタ)なんてはしゃいでた様子はほっこりしましたね。

さてKENTAのバックステージを一通り見てきた私としてはジェイに「話なげぇなアイツ」とこぼしたことはありましたが(アンタもやろ!)、内藤哲也への襲撃後にベルト二本俺が挑戦していい?とお伺いをたてるような動きもしてましたし、美しいルックスと高いプロレス脳を持つ若きリーダーに一定のリスペクトをしているようです。ジェイもKENTAに対して流石はKENTAだ、というようにリスペクトをしている言動が見られます。

そしてオリジナルメンバーであるタマトンガ、バッドラックファレは別格として現リーダーであるジェイホワイト、そしてKENTAもケニーオメガのAEW版のBULLET CLUBに反感を持ってる様子を見せています。AEWに乱入後に馴れ馴れしく近づいてきたケニーに対し、「黙れクソ野郎。俺はモクスリーを倒しにきただけでお前とは友達じゃない」と言い放ちました。

まとめ

果たしてKENTAは対モクスリーでケニーオメガと一致しているとはいえ、そこからジェイホワイトやタマトンガを裏切ってしまうのか?あるいは試合中や試合後にケニーオメガに攻撃をしかけ、団体を越えたBULLET CLUB対決が始まるのか?KENTAがこのタイミングでAEWに移籍することはないと思うのであちらにつく可能性は低そうですが、KENTAファンとしてはドキドキして見守りたいと思います。

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