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「変わった間取り」より「高性能な間取り」を目指そう!|高性能な間取りチェックリスト紹介

間取りにも性能があるってご存じですか?性能といえば、断熱や耐震が思い浮かびますが、最も体感しやすい性能は、性能の間取りです。

高性能な間取りとは、誰もが「あったらいいな」という思うツボを漏れなく抑えている間取りのこと。つい「変わった間取り」を描きたがるプランナー(建てたがる施主?)が多いですが、まずは高性能な間取りをクリアしましょう。

高性能な間取りをクリアした上で、変わった間取りを目指すのはOKですよ。

高性能な間取りとは?

たくさんありますが、「言われてみれば確かに」という内容ばかりです。プランナーにこれらの要望を最初に伝えておくと良いです。

詳しくは「せやまどりチェックリスト」にまとめていますので、ダウンロードして活用してください。

#せやまどり チェックリスト

高性能な間取りのツボ概要

ざっと紹介しておきます。

①LDKを優先
何よりリビングは最優先。リビングの解放感があるか?ソファとテレビの期よりは十分か?キッチンから全体が見渡せるか?など。家の中心はリビングなので、絶対にリビングはケチらないようにしましょ。

②適所適量の収納
収納はただ多いだけじゃなく、必要な場所に適量あることが重要。洗面所/玄関/キッチン回りが代表例ですね。なるべく1階に収納を充実させるのがポイントです。

③家事動線が良い
家事動線は、キッチンと洗面所の隣接、洗濯物干し動線の最短化、部屋干しへの配慮、この3点だけ。とりあえずこの3点は必ず抑えてほしいですね。

④無駄がない(コスパが高い)
家のコスト削減は、建材のグレードを落とすより、間取りの無駄削減を。効率的でデメリット少ないです。半畳でも10万円以上するんで、半畳たりとも無駄は許さない!というこだわりを持ちましょう。

⑤1階完結型
年取ったら2階には上がらないんでね。1階で1LDKをつくるのを基本に考えるといいと思います。

⑥子ども教育環境への配慮
リビング階段/勉強スペース/子供部屋を大きくしすぎない、この3点ですね。ま、両親が仲良く過ごすことが、教育上は一番大事なんで、こどものために!と考えすぎず、夫婦が楽しく過ごせる間取りにしてください。

⑦音対策
トイレの配置は要注意。高気密住宅は音が響きやすいので配慮が必要です。間取り関係ないけど、2階の排水菅は防音タイプをおすすめします。

⑧外観
どんだけ高性能な間取りでも、ださい外観は嫌ですよね。一番簡単なのは、道路から見える場所に、バルコニーと玄関を配置すること。アクセントになって、それだけである程度おしゃれに見えますよ。

⑨構造
直下率を意識しましょう。直下率は、建築基準法上で規定されてないので、プランナーと施主の意識が頼りです。

⑩日射遮蔽/取得
窓の配置ですね。南は大きくとって、東西はなるべく減らすのが基本です。東西に大きな窓が必要な場合は、外部ブラインドの採用を検討しましょ。

⑪シミュレーション
必ず、家具の配置シミュレーションをしましょう。意外と家具を置くスペースがなかったりしますよ。

⑫外部
間取りづくりのスタートは、外部計画。駐車スペースに無理があると、一生ストレスなんで、注意してくださいね。大きな荷物の搬入路確保も、地味に大事なのでお忘れなく。

⑬他
玄関にシューズボックスがない(シューズクロークだけの)場合、鍵を置くスペースがなかったりするので要注意。携帯電話の充電基地/ネットのルーター基地/掃除ロボットの充電基地などもあらかじめ決めておくと、住んだ後きれいに収まりますよ。

高性能な間取りを描けるプランナーと出会うには?

何も言わなくても高性能な間取りを描いてくれるプランナーに出会えたら、かなり運が良いです。100人いて1人いるかいないか…と思っておいてちょうどいいかな?というくらい、良いプランナーは少ないので。

だからこそ、施主の意識が大切だよ!施主が求めていかないと良い間取りなんかできっこないよ!って事です。じゃ、どうすれば?

せやまどりチェックリストを、プランナーに見せればいいと思います。そのままが抵抗あれば、書き写して使ってください。

最初に要望をしっかり伝えておくことが何より大切です。あとから追加希望を出すと、つぎはぎだらけのおかしな間取りになりますからね。

一級建築士だと信頼できるのでは?

資格の有無と高性能な間取りをかけるかどうか?は、ほぼ無関係です。有資格者でも無資格者でも、良い間取り描ける人は描けるし、描けない人は描けません。

なぜなら、建築士の資格は、間取りを描く資格ではなく、建物を法律通りに設計して、図面通りに工事できているか監理する資格だから。もちろん、「高性能な間取りの描き方」という問題は、建築士の試験にはでませんからね。

ちなみに、一級と二級は、設計・監理できる建物の大きさの違いなので、一級建築士が描く至極の間取り!とPRする住宅会社は、まー嘘つきだと思っていいですね。

ただ、一級建築士で良い間取りを描ける人もいますので、誤解なきように。建築士と間取りの良し悪しは、無関係だよってことを覚えておくと良いでしょう。

まとめ

ということで、「せやまどりチェックリスト」をうまく活用して、誰もが、高性能な間取りの家に住んでもらえることを願っています!「せやまどりチェックリスト」は、以下記事から無料でダウンロードできます。

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