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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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2020年2月の記事一覧

完璧は不完全 【 Perfect 】(PSVR)

格安リゾートへの招待そんな旅行系のチラシの如き内容に踊らされたわけではないが、新しいハードなどによくある、やたら美しい景色(特に海)を推すゲームは個人的には大好きだ。 しかもこのタイトル名はよほどの自信があるのか冗談じゃないとつけないぞ。Perfect…つまり、完璧。そんなものが1000円で?気になる。気になるじゃないか。 しかも僕が買ったときはなんとセールで300円でした。 ちなみに一応本作は厳密には「PSVRゲーム」ではなく「PSVRアプリ」のようですね…ってそれってゲー

それは最高の危険な遊戯【 Déraciné デラシネ 】 (PSVR)

ライトなゲームもいいけれど、そろそろドッシリ構えて遊びたい。 VRは長時間のプレイに向いてないように思っていたが、意外とそんな事もなく長時間あそべるものだった。(遊んだ後疲れが噴き出すが)なら1プレイがもっと長いゲームも遊んでみたい。 そんな時に現れたのがデラシネだ。 デラシネはSIEのジャパンスタジオとフロムソフトウェアがBloodborneぶりにタッグを組んで作られた作品。舞台は人里離れた寄宿学校。プレイヤーは止まった時間を動くことが出来る人には見えない妖精となり学校

異世界テトリスへの招待 【 テトリスエフェクト 】(PS4/PSVR)

ルミネスからテトリスへPSVR。新たなハードには必ず先駆的なクリエイターが付いてくる。そして今回も彼の姿があった。そう、水口哲也だ。 音ゲーとは違うアプローチで音楽とゲームを融合させたゲームを作らせたら彼の右に出るものはいないだろう。PS2ではRez。PSPではルミネス。Kinectではチャイルドオブエデンを。そしてPSVRではテトリスエフェクトをリリースした。 なんと今回は己の手札のルミネスではなく、落ちものパズルゲームの本家にして元祖、総本山のテトリスが登場だ。しかし水

半額以下でVR入門 【 PlayStation VR WORLDS 】 (PSVR)

ついに買ってしまった…。この僕が最も好きなゲームジャンル。それは「ハードの新機能を使って売れるかわかんないけど面白いアイデア浮かんだからゲームにしてみた」系ゲームである。 DSのタッチペン、PSmove、Wiiでのリモコン操作、キネクトの革新的すぎるモーションキャプチャー…新たなハードの黎明期には同時に新鮮で斬新すぎるアイディアが生まれる。そして今回もやってきたのだ、PSVRという形で。様々な操作性の試みが日々生まれては消えていくゲームの世界で今回はどのようなゲームが生まれて

90’sノスタルジーは最高 【 A HAT IN TIME 】(Steam)

僕が少年時代に遊んだゲームといえばスーパーマリオ64にバンジョーとカズーイといった3D箱庭アクションだった。オープンワールドと違い、広くはないが作り込まれた立体感のある構造の箱庭は三次元的アクションと探索してアイテムを探していくゲーム性で幼い少年の冒険心をくすぐるものだった。 しかしそんな僕も歳をとるにつれ、そんなゲームを子供向けと思い込み、銃を片手にFPSやオープンワールドゲームを遊ぶようになっていた。 だけど最近はそんなゲームがどこか恋しい。荒んだ世界に疲れたのかはわか